最近は保険の請求額を縮小させられ、
整骨院の先生は大変になっている。
前のように簡単に
稼がしてくれなくなっているということだ。
今は病院も経営が大変な時代である。
病院の数は増えていかないけど、
理学療法士の数はこれからも増えていく。
だからいま何が起きているかというと、
理学療法士の人の中で、独立開業を
考えている人が増えてきているということだ。
そして、整骨院も本来の骨接ぎでは喰って行けず、
リフレクソロジーやらなんやら取り入れたり、
現金の治療を始めている。
だが、ちょっと待ってください。
今まで整骨院接骨院のやり方で、
つまり保険を使って、マッサージ電気で
10分くらいの治療をしていた先生が、
3?40分かけて実費治療?
病院の名前で来てくれていた患者さんが、
独立して開業して、患者さんを呼べる
治療院を作る?
世の中、そんなに甘くありませんよ。
元々現金治療で頑張っている先生たちがいます。
「だから技術を学ぶためにセミナーに行って
努力しているんです」と言いたそうですね。
本当に技術を学べば、
患者さんは来てくれるのでしょうか?
はっきり言います。
いくら時間とお金をかけて勉強しても、
いくら何らかの証書をもらって、それを
治療院に飾っても、患者さんは来ません。
治せれば患者さんは来るのでしょうか?
人当たりが良くて、優しい先生なら
患者さんは来るのでしょうか?
私は、そのいずれも確かに大変であろうし、
必要かと思います。技術も当然必要でしょう。
しかし、それでも患者さんは来てくれません。
私は思います。
大切なのは、自分が確固たる治療家としての信念、
ポリシー、そして治療家の魂を持っていることだと。
私は治療師として、だいぶひどい口調で
患者さんに言うときがあります。
私には、
「辛かったでしょう。私が治しますよ。お大事に」
としか言わないとか、出来ないですね。
時として、
「あなたは本当によくなりたいんですか?
それだったら、おんぶにだっこじゃだめです」
「私の言うことを聞かず、それで良くしてくれると
思うんですか?私は神様じゃありません。
そんなことできません。」
「真剣に治療に取り組む気持ちがないなら、
来ないでください」
「真面目に来ている患者さんの時間を、
あなたのためにとることは出来ません!
口うるさく言うのは、そして色々なことをして
治療するのは、今の症状だけ
良くなってもらいたいなんて言う考え方を
私はしていないからです!
その患者さんが今を乗り越え、これから先に
幸せになってもらいたい、それだけです。
私がそんな言い方をして、
来なくなる患者さんがいるなら、
それで結構と本気で思っています。
「あの時さんざん先生に言われたけど、
良い生活を送れているのは先生のおかげです」と
将来言ってもらえたら、それで本望なのです。
そして、それが分かってくれなかったとしても、
それでも、それはよいのです。
私は神のような人格を持っているのでもないし、
無限の時間を持っているわけでもないのです。
救える人は、縁のあった人たちです。
それが私の気持ちです。
それ以外にもありますが、治療家とは、
単なる治しの技術を持つだけではだめです。
「魂の治療家」であらねばならないと思います。
そして、私の提唱する「治療道」があります。
だから今、一生懸命勉強している先生に言いたい!
技術をなんぼ、たくさん学んでも無駄である、と。
学ぶことは、ずっと続きます。
発見もずっとあります。
終点はありません。
真面目だけではだめです。
一生懸命だけでもだめです。
治療家としてのハートを学び、身に着けてください。
少なくとも私は修業時代、いろいろ学びました。
いま開業しようとしている先生方が、
現金治療だけでやっている先生の下について、
何年もその治療家としての心を学んで、
技術も学んで、開業していく先生に並ぶには、
また、それを乗り越えて上に行くには、
技術屋さんではだめです。
今はオステオパシーは珍しいけど、そのうち
それをやる先生は増えるでしょう。
その時、本物の魂と、本物の技術を持った人だけが
「治療の先生」と呼ばれる時代が来るのだと思います。
いま患者さん(お客さん)が先生と呼んでいても、
尊敬の念と持ってい言われていないのなら、
そんなもの、?先生=?さん くらいの
値打ちしかないのです。
真の治療家とはそんなもんじゃありません!
時として、その人の一生を変えてしまいうるだけの
立場であるのです。
そんな素晴らしい職業につけたことを誇りに思い、
自信を持って、堂々と生きていける、
そんな治療家を目指してください。
もんで、ひねって、伸ばして・・・・
くだらないことです。
真の、人を治すことの喜びに目覚めてください。
私の言いたいことは、以上です。
ワールドセラピーシステム
三次元テクニック
フィールド・アジャスト・テクニック創始者より、
世の迷える治療家へのメッセージ