テレビでは連日のように熱中症対策や予防のための
色々な話がされています。
その中で、水の補給が足りないと血液糖度が上がり、
つまり血が濃くなり、それが脳梗塞を引き起こす
ことにもなりうるという話がありました。
確かにそうでしょう。
でもそれは、低血糖の人は脳梗塞のリスクがあり、
高血圧の人はそのリスクが減るという話がありますが、
それとは関係しないのでしょうか?
そのような関係づけて、一般の人は考えないでしょうか?
私は、この医者は口に出さずとも同じことを
言っていると思います。
ただ反論としては、
血液の糖度についてのことはありますが。
では次の話。
どのコメントでも、水分補給の話はしています。
また、ゆっくり飲みなさいと。
なぜこれが大事かという、見ている人が理解できる
ようには話をしていません。
私は何度かこの話をしてきたので、「読んだ」人は
知っていると思います。
違う例えで話をします。
雨はしとしと降り続けている分には、川は流れ
土面も吸水してくれるでしょう。
しかし今回のように大量に一度に大雨になると
川はあふれ、洪水になり、土石流が起こり、
町は一気に水につかって家が流されてしまいます。
水を摂取するのも同じで、「すすり」ながら
身体に取り入れなければ、身体の中を一気に
通り抜け、尿として排泄させれてしまうので、
身体に充分に補水されません。
水を少しづつとかゆっくりと飲むといっても、
口にいっぱい含んで飲み込んでは意味がありません。
また、すすりながら飲むことで、飲む水分量が
少なくても、胃に負担が少なく、喉の渇きがとれます。
テレビでは、ある馬鹿な話をとある医師が
していたようです(私もテレビで見ましたし、
WTS会員の先生から連絡も受けました。)。
水は補給しなさい、塩分は多くとりすぎると
高血圧になるから、水だけを補給しろと。
また、サウナで汗を多く出したら、牛乳を飲む
のが良いとも勧めていました。
医師のレベルがこんなんだから、
熱中症が減らないのです。
この人に、暑い中大汗をしょっちゅうかいて、
塩なしで、水だけ摂らせたいと本気で思います。
自分でやってみろ!と。
自分は涼しい病院の中で仕事をしていて、
分からんだろう!と本気で思います。
私は論より証拠で、日々の臨床からの答えです。
テレビに出て、誤解をうけるような考え方を
出すなら、理論ではなく、もう少し現実からの
考えを出してほしいと思います。