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花粉症の治療におけるキー

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花粉症は症状出現の多様性の謎を解かなければ
完璧に治すのが難しい事が分かって来ました。

友人の先生達からは先ず花粉には地域性があり、
例えば大阪の花粉を治療するのと東京では違う事があると聞きますし、
また違う先生からは、ダスト、花粉以外にタイヤの摩擦で生じた粉や
アスファルトの粉も関係しているという話も聞きます。

私自身の観察では、その他自然現象や力が
関係しているのが臨床上分かって来ました。
更に、朝起きて症状が出てくる人がいれば、
外に出て起きる人、雨の日に出る人(此れは
先程私が気付いた自然現象や力が関係する症状)があります。

この違いも解決しないと花粉症は治しきれないと考えています。

だから、花粉症は現代病であると思う訳です。

アレルギーとは

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アレルギーは、情報の神経系の誤認(例えば、ケーキを食べている時に
電話で非常にショックな事を聞いた時に脳が混乱し、ケーキを良くない
出来事と結びつけ、ケーキが良くない物と脳の認識となり、アレルゲンになる等)、
情報の間違った入力よる生体化学反応及び対応であります。
一般には外界の刺激による生化学反応と言われてます。

しかし、何故同じ物質に対しある人はアレルギー反応を起こし、
また起こさない人がいるのでしょうか?

また、アレルギー体質の人でも、あるアレルゲンには反応して、
他のアレルゲンには反応しないのでしょうか?

実はアレルギーは物質だけで無く、感情、気圧等の無形の事や
環境条件、行動様式、例えばゴルフは好きだけど、
する事に対しアレルギー反応を起こしているなどがあります。

アレルギー反応の診断が難しいのは、その体の反応が
一般に知られている物だけでは無く、多様性を持つ事です。

しかも、刺激を受けて時間が経ってから起こしている事が
あるので、それに関連付けることに気付かない事があります。

また、更に複雑な事には、組み合わせで反応をする
アレルギーがありますから、その条件が揃わない時は
アレルギーが起きない事がある為に、やはりアレルギー反応が
自分に起きているとは思わないことがあり、又そうだろうと思っても
何が原因か特定するのが難しいのです。

花粉症について 2

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続きです。

最初にお伝えした単一の原因による花粉症は、うまくいくと
1?2回の治療で完治することもありますが、多くは複合タイプ
のようで、それらの組み合わせを見つけ出して全てとらないと治りません。

1回で取れることも、同じものを数回治療しないときれいに
取れないこともあります。

ですから今までの経験を振り返ってみると、花粉症を起こすというのは
様々な要因を患者さんが持っていて、そこで症状を出すのであって、
一通りの決まったやり方で治るものではないということです。

難しいアレルギー症状の場合は全てそうです。
例えばアトピーなどもそうです。

最近アレルギー治療で興味深い症例を経験しました。

その人は睡眠導入剤を使わないと眠れないというのです。
私が数回治療すると、今度は日中だるくてしょうがない、
起きる時間も遅くなり、いくら寝ても眠いというのです。

私はアレルギーの治療をするときに、常用している薬があれば
その薬に対しての拒絶反応アレルギーを確認して、
もしそれがあれば治します。

薬は必要があって飲まれているわけですが、ある部分はもちろん
必要でも、他方身体を害している部分もあります。

私は患者さんの睡眠薬にアレルギー治療をしていました。
つまり、私が治療することで睡眠薬が十分に効きすぎる
ようになっていたということでした。

もちろん最終的には薬を減らして行き、
薬に頼らない生活に持っていくよう話をしています。

花粉症について 1

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私は最近、花粉症は現代病であり奥が深いと感じています。

私がアレルギーの治療を始めてから、手足がボロボロとなるほど
ひどいアレルギーや、手や足のむくみが治せるようになってからも
花粉症は難しいと感じます。

どこどこのツボを刺激すると止まりますとよく本で見かけます。

私も花粉症の出ている状態で来られた患者さんをその場の治療で
止めることは出来たし、また通常治療で治る人もいました。
しかしやはり花粉症は出てくるのです。アレルギー治療には
自信があっても、花粉症は難しいと思います。
(ちなみにアレルギー治療しなくても喘息は治していました。)

今でもアレルギー治療で花粉症を治療して、たった一回の治療で
完全に症状が出なくなる人がいると思えば、治ったと思っても
再び出る人もいるのです。

そういう人の花粉症を調べてみると、複合で反応しているようです。

少し難しい話になりますが、花粉症に限らずアレルギー反応を
出す場合に単一の原因によって生じる場合、つまり、例えば
スギの花粉・ヒノキの花粉によってのみ花粉症が出る人がいます。

一方で、複合として出てくる花粉症、つまり、花粉も物質として
ミネラル分など栄養素等の組み合わせで出来ているので、その中の
いくつかの成分にアレルギーを持つ患者さんで、それら栄養素に対する
アレルギー治療をすると治る人もいますし、

またスギの花粉プラス排気ガス・太陽の光・水道水・ハウスダスト・
湿度・ストレスなどの色々な要素との組み合わせで起きる花粉症もあります。

・・・その2に続きます。

マニアックな話

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やはり先月のセミナーでの話です。
これは少しオステオパシーに興味があり、
また少し知っている人には興味深い話でしょう。

オステオパシーの創始者であるA・T・スティルは、4冊の本を
書いています。「自叙伝」「哲学」「哲学と機械的本質」、そして
「研究と実践」です。スティル先生の研究家であるそのセミナー
講師の先生がおっしゃるには、それらの本の中でも最も重要なものは
「哲学と機械的本質」だそうです。

ところがこの本は80年以上も前に姿を消していたそうです。
ですから今のD.O.(オステオパシーの先生)の先生の先生の先生位まで
この本を読んでいなかったというのです。そしてもっと驚いたことには、
今のD.O.も、創始者スティルの本を、ほかの本も含めてほとんど
読んでいないそうです。

もちろんスティル先生のことも知っているし、何を言っているかも知っていて、
また先生たちから伝え聞いて知っているけど、それでも全ての本は
読んでいないそうです。もっとスティル先生の本は読まれるべきだと、
その時のセミナーでは言われていました。

しかしスティル先生の本は、アメリカでも「オステオパシー・パラドックス」と
言われ非常に難しいそうです。スティル先生はその本の文章に、自分の
体験・その当時の社会情勢・その当時の流行のこと・また機械に例えて
話を進めたりしています。例えばオステオパス(治療する人)のことを
エンジニアといったりします。

特に戦争体験や、自分がその時の恩賞をもらえなかったことの、
少しの怒りが入っての話しなど、全てを理解していないと
その文章を理解できないそうですが、それでもスティル先生の本は
読まれるべきだそうです。

日本人の身体

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先月2月中頃にカナダから来た女性オステオパスのセミナーがありました。
セミナー途中、先生の家の周囲の写真が紹介されたのですが、
裏庭には800本のりんごの木、かぼちゃやトマトなどの農作物もあり、
鹿が荒らしに来るので近所の人と鹿狩りをするとのことで、自然が豊富です。
また自宅も大きく、一部を治療院にしているそうです。

この方は海外にもセミナーに行く先生です。
セミナー中、いくつかのテクニックを教えるため、何人かの受講生の
中から、身体の悪い人を デモンストレーションをしました。

最初に、この人はこのように姿勢が悪いと示し、教えるためのテクニックを
用いて治療後、全受講生の前で身体の再チェックをしました。
しかしあまり変化がなかったため、(少しあせられた様に見えた)先生は
違うところを治療し始め、再び立たせて姿勢をチェックし、改善しました。

こういうことはよくあるため、最初は何とも思わなかったのですが、
そのセミナーで教えられるテクニックのデモで、さらに2人くらいを
治療しても同じことが起こりました。

みなさんはこれをどう思われますか?

その先生は学校の講師であり、また臨床家であり、
世界のセミナーで教えているのです。

私は日本人の身体はよほど悪くなっていて、治療に対する反応が
鈍くなっていると判断しました。おそらくそれらのテクニックは、カナダの人
には有効で効果を出すのでしょう。たった3人くらいでそういう
結論は出せませんが、私はそう感じました。まして受講生は
一般人より健康に対する知識を持つ人たちです。

おそらく今日教えてきたセミナー講師の先生は、日本人はなんて
やりにくいのだろうと感じられたのではないかと思ってしまいます。
ですから私がカナダに行って治療したら、さぞかし楽に治療できる
のではないかと患者さんと冗談を言っていました。

でも、この辺は良く考えていただきたいことです。

一昔前に良く治せた先生たちが今の人たちを治すのに
少し戸惑っているという話も聞きます。
現に私も今から30年前、今より技術が稚拙であったにも
かかわらず一発で治したりして神様扱い(笑)されたものです。

今は何十年のキャリアや技術があるとしても、やはり難しい症状を
持つ患者さんは増えているというのが実感です。

ですから、単に構造的に身体を治すアプローチだけではなく、
生体科学の面(アレルギー・栄養等の問題)、精神(ストレス、トラウマ等)、
情報(ジオパシックストレス、電磁波等)のアプローチを含めて治療に
あたらなければならないと考えます。おそらく今後はさらに
患者さんの症状や、身体の状態は複雑になって行き、
ただ身体のアプローチだけでは治らない、
手に負えないという治療院が増えていくかも知れません。