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花粉症について 2

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続きです。

最初にお伝えした単一の原因による花粉症は、うまくいくと
1?2回の治療で完治することもありますが、多くは複合タイプ
のようで、それらの組み合わせを見つけ出して全てとらないと治りません。

1回で取れることも、同じものを数回治療しないときれいに
取れないこともあります。

ですから今までの経験を振り返ってみると、花粉症を起こすというのは
様々な要因を患者さんが持っていて、そこで症状を出すのであって、
一通りの決まったやり方で治るものではないということです。

難しいアレルギー症状の場合は全てそうです。
例えばアトピーなどもそうです。

最近アレルギー治療で興味深い症例を経験しました。

その人は睡眠導入剤を使わないと眠れないというのです。
私が数回治療すると、今度は日中だるくてしょうがない、
起きる時間も遅くなり、いくら寝ても眠いというのです。

私はアレルギーの治療をするときに、常用している薬があれば
その薬に対しての拒絶反応アレルギーを確認して、
もしそれがあれば治します。

薬は必要があって飲まれているわけですが、ある部分はもちろん
必要でも、他方身体を害している部分もあります。

私は患者さんの睡眠薬にアレルギー治療をしていました。
つまり、私が治療することで睡眠薬が十分に効きすぎる
ようになっていたということでした。

もちろん最終的には薬を減らして行き、
薬に頼らない生活に持っていくよう話をしています。