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精神は

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私の治療の根幹の一つは、
精神に対しての治療である。

時々患者さんの精神治療をしているときに、
手腕や足などがしびれてきたり、
痛み出したと言ってくる患者さんがいる。

そのたびに私は、
「ああ、やはり精神の問題とは、これほどまでに
肉体に影響を及ぼすのだな」とつくづく思う。

そして、その時私は、

「そのつらさは
過去に受けた精神的ショックによるものです。

今でさえこれだけの症状を出すのだから、
今しっかりこれを治しておかなければ、
将来必ずあなたの健康に対して
害をなすでしょう」と決まって言います。

「私は何十年と手技とやってきたのだから、
その痛みを何とかすることは、今できる」

「しかし、そんなごまかしをしても、
根本が治らない限り、必ず再発しますよ!

しっかりと精神を治療しましょう。

この精神治療が終わるまで、
もう少しその痛みを辛抱してください」

そう言って私は精神の治療を続けます。
そして終わった後聞きます。

「先ほどの痛みは、いまどうですか?」

「まだ余韻がありますが、痛みは取れました」
ということになる。

患者さんは、急にしびれてきたり、
痛みが出てきて不安になるらしい。

しかし、治療後どうなるか知っているので、
私は全く意に介さない。

いや、意に介して治療を止めて、
体の治療など始めたら、
それこそ大変なことになるのである。

ですから、これを読んでいる私の患者さんは、
そういうことが起こっても、

「ああ、先生の言うとおりですね。

この精神の問題は、ここまで強く
体に影響していたのですね!
続けて精神の治療をお願いします」
と言ってください。

精神治療をしていて、特に女性の患者さんで、
泣かれる方がけっこういます。時に非常に激しく!

しかし私は、
「今のあなたでさえ、思い出すことでそれだけ
辛い気持ちになるのだから、その当時の自分の
辛さはもっとひどかったのです。

そのつらい自分を助けられるのは、やはり自分です。

今この問題が出てきたということは、
その時のつらかった自分を、やっと今日
解放することが出来るので、

あなたの潜在意識が、
私にそれを治してほしいと言ってきたのです。

ですから、一緒に、この問題を解決しましょう!

今これを治療しなければ、あなたはこれからも
一生これを抱えていかなければなりません。
それは嫌じゃないですか?」と聞いて、治療を進めます。

すると患者さんは必ずこの時に、
そのつらい問題に立ち向かうことが出来、
終わった後晴れやかな顔つきになります。

その間私は一切何があったのかを
患者さんから聞くことはありません。

本人がどうしても話したいということで
なければ、そのつらい過去の出来事を
私が聞く必要性は全くありません!!

この素晴らしい治療法が世に広まって、
苦しんでいる多くの患者さんを救ってほしいと
本当に心から思っています。

私一人ではとても無理なのです。

どうか治療家の先生は、
本当に人を治療するということに
目覚めてください。

何か苦しんでいる患者さんを
本当に救っていくのか。

もちろん私の方法が世界で一番
優れているというのではありません。

しょせん私一人が作り上げたものです。

ですから、多くの先生に学んでいただき、
より素晴らしいものへと発展させてほしいのです。