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寝るときの姿勢 2

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これは、横向きになる姿勢が問題です。

横になると、下になった肩は押しつぶされるため
前方に動きます。

つまり、肩が前の方に行くので、
これも結果的に猫背の姿勢になるということです。

これを改善、または予防するには、
肩をよーくストレッチし、深呼吸をして、
胸を広げて、両肩を後方に引くようにします。

私のゼミでは、この、私のオリジナルの
体操を教えました。

大変強力な方法であり、時間も短くて済みます。
また、肩こりの人にも大変良い体操です。

一晩のうちに何度も寝返りをうって
姿勢を変える人は良いけれど、
同じ姿勢が長い人は要注意です。

長年、同じ側を下にして寝る人は
肩こりや頭痛はもちろん、聴力障害や
四十肩、五十肩のリスクが高くなります。

毎日の小さな積み重ねが、
大きな問題を引き起こす・・・ということですね。

私の聞いている範囲では、このように
横向きに寝る人が多いように感じます。

本当に健康な人は、上向き(仰臥位)で
寝ますし、寝れます。

その時でも十分注意すべきは、枕の高さです。

やはり高い枕は猫背を作り、
気管支や気道を圧迫し、呼吸器に
ストレスがかかるのでよくないと思います。

また、柔らかい枕や、
低反発の枕は良くないものです。

それについては以前話をしたので、
そちらを見てください。

また、今はネックサポートと言って、
頭と首を支えるように、二段のふくらみのある
枕もあります。

頭や首の形状を測って作るものがあり、
それで安心して作って寝る人がいますが、

これも健康な人ならいざ知らず、
もし頸椎に問題があるなら、外から見た
だけでは決して分からない問題があり、

その人にはまんべんなく首を圧迫する
形状の枕は、決して快適なものではありません。

それどころか、十分な睡眠を妨げかねないし、
将来の頸椎症を作りかねません。

この枕なども、しょせん人間の頭で考えたもので、
5年10年と使った人達にどんな問題を起こすか、
考慮していないのではないかと思います。

心配である人は、もし信頼できる治療家に
お世話になっているなら、今の自分の首の状態が
そういう枕にあっているのが尋ねてみてください。

きちんとした先生は、きっと良いアドバイスを
くれることだと思いますよ。