ワールドセラピーシステム

技術、魂、芸術

| コメントはまだありません

確かこんな3つだったと思いますが、
これはカイロプラクティックを学んだ時に、
最初に教わったことです。

しかし、オステオパシーもやはり、
芸術、技術、精神(哲学)という、
同じことが言われています。

つまり、治療技術であるカイロプラクティックも、
オステオパシーも、そこに単に技術だけではなく、
芸術性も、精神性ももっていなくては
ならないと言っているわけです。

今は私はカイロプラクティックの世界からは
離れてしまっており、どんな現状なのかは知りません。

しかし、オステオパシーについて言えば、
学んでいる人は単に技術のみと
言わざるを得ません。

だいたいはオステオパシーの本を見ても、
精神性、芸術性までうたっているものは、わずかです。

技術だけで治療しようとするということが
どういうことか考えたことがありますか?

それは患者さんを生きている人間とは見ずに、
ものとして扱っているのを全く同じです。

また、固いところをごりごり揉んでいる
マッサージ師も、固いから疲れている、
くらいにしか見ないから、

これもまた同じような考えを
していることに他なりません。

本当の治療家とは、
患者の意識がしゃべってること、
ここを直してくれ、このように揉んでくれなど、
言われたことに対して、そうする人ではなく、

本人の魂や潜在意識や体自体が、
こうしてほしいと訴えていることを聞き、
それをちゃんと受け止めて、対処する人の
事であると考えます。

きちんとした技術を持った治療家の行う治療行為は、
芸術そのものであるということだし、
そこに治療家としての哲学、信念があり、
そして患者さんに精神的に対応し、
本人も精神の高みを目指す。

これが本来の姿なのではないかと思います。