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寝るときの姿勢

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多くの婦人雑誌でよく、
姿勢や骨盤矯正について
にぎやかに特集が組まれている。

それは決して悪くないことである。
方法に問題があったとしてもである。

それは、一般の人が、
姿勢や骨格のゆがみを意識し、
その歪みによってどんな健康問題を
生じうるか知るからである。

それならば、もう少し深くつっこんで考えてもらいたい。

起きて目覚めている人間は姿勢を気をつけられるが、
多くの人が考慮に入れていないのは、
寝ているときの姿勢なのである。

うつぶせ寝がよくないのはなんとなく、
多くの人は知っているのではないかと思う。

うつぶせ寝はたいてい、非常に疲れているときか、
内臓が弱っているとき、それと習慣性の問題である。

体の全面が柔らかいところ(布団)にあたって
安心感があるのと、動物である人間は、
垂直立位にはなっていても、やはり内臓は
脊柱からぶらさがっているので、
うつぶせにして寝てしまうということをやるのであろう。

しかし、これにはやはり大きな問題があり、
首をどちらか一方に向けているため、
頸椎に多大なる負荷をかけてしまう。

そして、呼吸器にも負担が来るので、
健康な人ならいざしらず、呼吸器に問題が
ある人にはよくないであろう。

現に胸郭が固かったり、胃が調子悪かったり、
横隔膜の動きが悪かったり、肺や心臓に
問題を持っていたりしたら、うつぶせを嫌う。

つまり、うつぶせになると呼吸が苦しくなる
などの状態が出てくる。

まずは心肺機能を高めて呼吸力を増し、
うつぶせ寝の習慣を断ち切るように
心がけてほしい。

うつぶせ寝の形は、猫背の形である。