私は10代の頃より、人の体に触れたり、
治療のようなことはしていました。
20代前半より、本格的に治療の勉強を始めて、
30年間、多種の治療法を勉強し、やってきました。
オステオパシーだけでも2?30年やっています。
多くのセミナーに出て、多くのテクニックを学びました。
しかし、それらはほとんど使っていませんし、
忘れているものが大多数です。
まあ、知識として勉強してきたという感じですかね。
長年勉強してきて分かったことは、人を治すことにおいて、
多くの、多種の治療技術は絶対に必要ない!!と言うことです。
大事なのは、まず自分の柱となる、体全体を見れる技術を持つこと、
体とはどういうもので、どうすればよいのか?
体の能力を知る能力を持つこと。
どうすれば制限が取れるのかの治療の手技において
根本の原理・原則を知っていること。
感じ取り、そこに力を集められること。
以上が全てである。
これらが出来れば、細かい、?テクニックなど必要としません。
解剖知識と感覚が重要です。
それが分からないうちは、色々なテクニックの
セミナーに出て勉強するのは良いと思います。
知識を増やすという意味で。
私はそのことに気づいているので、ゼミでは、
エッセンス、原則、感覚と、それをどう
テクニックに用いるかを教えています。
多くの先生は、私が使ってきた
無駄な時間も、お金も、使う必要はないと思います。
少しでも早く実践に用いられる技術を修得して、
私よりその多くの時間を使って、
素晴らしい治療家になっていただきたいと思います。