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シリーズ・オステオパシー

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翻訳について

 

以前より原書による勉強という
話をしてきた。

 

これは実際に翻訳ということをやった
ことのある人は分かると思いますが、
原文に忠実すぎると日本語で何を
言っているか分からなくなったり、
たった1語の解釈を間違えてしまうと
原文とは全く違ってしまうことがあります。

 

テクニックに関することや考え方が
こうなってしまうと使い物になりません。

 

そこで私はロリン・ベッカーの本については
すでに5~6年前位にはすべて翻訳が
終わっていたにも関わらず、良しとしませんでした。

 

日本語として読めはしても、また原文との
違いはなくとも、読み手としてその内容が
伝わってこないためです。

 

それでは読んでいても、読んでいないことと
まったく同じです。

 

そして知らない人は、そのできそこないの
文章を読んで、「ベッカーはこんなに難しい
ことを言っているのだ。これを理解できないのは
自分の理解度のなさのせいだ」と考えてしまう
かも知れません。

 

確かにそういうこともあるけど、その場合、
たいていは翻訳の内容に問題があるのです。

 

そうならないように、よくよく注意したいものです。