ワールドセラピーシステム

基礎なくして (症例報告) シリーズ・オステオパシー

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クラニアル初級第一回を行いました。
本当に基本的なことから、感覚までを
やりました。

 

そこでは私が新しく開発した
骨盤の治療法も公開しました。

 

頭蓋治療と言っても、骨盤も絶対に
必要なのであり、もちろん脊柱も重要です。

 

今回のクラニアルのセミナーでは、
そのあたりも教えていきたいと思っています。

 

非常に高度な技法である「身体感情
リリース」「パーカッションハンマー」
「ニュートラル・バランス・テクニック」
「インパクション・テクニック」「圧力バランス
テクニック」「BDFT」等を私が教えてきて
感じたことは、人にいくらこれらを教えても
使い切れないということです。

 

となれば、当然これからやる頭蓋上級も、
内臓マニピュレーションも結局は
使いこなしきれないかも知れません。

 

それで、基礎的な部分である技術を
教えるために、「触るから~」のセミナーを
始めました。

 

今回初級クラニアルに参加された、
WTS研究会会員でもある、北海道在住の
田所先生が、その感想を書いて送って
下さいました。

 

読まれている人の参考になると思うので
ということで紹介させて頂くよう
お願いしましたので、参考にして、かつ
田所先生の感じたことを、よく学んで
頂きたいと思います。

 

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症例報告を致します。

 

触るから始めるクレニオセミナーに参加した次の日に
強い脊柱管狭窄症でしばらく通院している
86歳の患者さんの治療をしました。

いつもBDFTとニュートラル・バランス・テクニックを
メインに治療していますが、今回も同じように治療しました。

全身が硬直し、背骨が一本の棒のように固くなっていて、
治療に身体があまり反応してくれず、治療後は多少身体が
軽くなり歩行しやすくはなっていました。

知らず知らずのうちにテクニックが
大味になってしまい惰性でいつもは
骨盤や脊柱をなんとなくリリースさせる感じに
なっていました。

今日は日曜日のセミナーで教えて頂いた通り
基礎的な事項をしっかり踏まえ、

尾骨や仙骨、腸骨の動きを細かく検査し、
手の当て方、圧のかけ具合等気をつけ、
集中して筋膜の動きを詳細に感じ取りながら
治療しました。

 

治療後、腰の痛み、両脚の強い痺れ、
だるさが完全に消失し、立位の姿勢や
歩行姿勢がまるで変り、患者さん自身が
大変驚いていました。

 

いつものようにBDFTと
ニュートラル・バランス・テクニックを
使い同じように治療したので、これだけ差が
出るとはわたし自身大変驚いています。

 

基礎的な事の重要性を痛感しました。

 

今までテクニックに走り過ぎ基礎を
疎かにしていたんだと思います。

クレニオテクニックもバイオもNBTも
基礎的な事がしっかり出来てこそ
効果があるんだと思い知らされました。

 

日々努力精進したいと思います。

 

田所 亨 先生(ポプラ整骨院院長 WTS会員)