私はほとんど、聞いていても
無視をしています。
軽く扱うとかではありません。苦痛を
訴える以上は何かあると考えるわけです。
しかし、身体を検査し、私がこうなっていて
こうですとか、ぱっと身体や顔を見て、
「~でしょう」とか「大変でしたね」と
いうことは、問診を見ずとも、
ましてや、本人も意識したり気付いたり
していないことを指摘して、それから
本人が思い出し、気付くことの方が多いのです。
だから来られている人は、安心して
私に身体を任せていられるのだと思います。
術者は常に自分の感覚を磨き、身体の
訴えを知るようにしなければなりません。