この先生は言わずと知れたCSTの創始者です。
すでに故人ですが、オステオパスには
嫌われているようでした。
それは、オステオパシーの重要テクニックである
クラニアルテクニックを、いくら形を変えたとしても
一般人に教えていたということの為です。
まあ、CSTぐらいなら、よほどのことがなければ
人を壊すことはないでしょうから良いんですが。
つまり、すごい効果を出す技術というのは、
一歩間違えたら、すごい破壊力をも持つ
ということにもなりえるのです。
アプレジャーが安全をはかる為に
5gの力を用いていたのは明白でしょう。
私が今回アメリカへ行って手に入れた
”Journal of the Osteopathic Cranial
Association 1948-1958”という本ですが、
頭蓋協会から出されていた会報をまとめたものです。
そこには、アプレジャーの書かれた論文が
幾つか載っていました。
あるオステオパスが、「昔のアプレジャーは
良いことを言ってたのです好きだった」と
言うのを聞いたことがあります。
故人とはいえ、嫌われていたとはいえ、
きちんと載っていたので、少しだけビックリでした。
この本は、ロリン・ベッカーD.O.
サザーランドD.O.リッピンコットD.O.
トーマス・スクーリーD.O.等のそうそうたる
メンバーの文章が多数出ている、
大変貴重なものです。