「内臓マニピュレーション」にて用いている
「リスニング」という技術です。
これは全治療師が出来るようになれれば、
その治療が飛躍的に向上するでしょう。
現時点で、その人の最も緊張あるところ、
悪いところを見つけ出す感覚技法です。
オステオパシー最高技法の1つに
入れて良いと思うものです。
それだけに、きちんと体得することは非常に
難しいとも言えますが、それだけの値打ちがあります。
この技法はJ.P.バラル先生がやり始めたと思います。
一部の先生、昔とある団体でバラル先生の
「内臓マニピュレーション」「内臓マニピュレーション2」
「胸郭」の3冊が出版されています。
その中で「傾聴はロリン・ベッカーが用いていた技術」
というのがあります。
また、それを言っている内臓マニピュレーションの
講師もおられるようです。
ロリン・ベッカーのことはよーく知っています。
そして私は、以前直接バラル先生にそのことを聞いています。
「私はそんなことを書いたことはない。
出版社が勝手に書いたことだ」と言っていました。
何でも本に書いてあることを鵜呑みにしないことです。
そして、本当なら、ある本について疑問に思うところがあれば
本当は著者に直接聞くのが正しい解決法です。
いずれにせよ、すでに私は「リスニング」ではなく、
「ローカリゼーション」がありますし、また最近
あたらしい「傾聴」も作っているので、
バラル先生からは卒業しました(笑)