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何故に身体トラウマ治療か?

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私がこのテクニックを使った体験を
述べることは、これから学ぶ先生方、そして
単なる構造体の歪みに焦点をあてて
治療している先生方にも有益であると思う。

今までは、WTS、BDFT、インパクションを使うことが
多かったのですが、「身体トラウマ治療セミナー」の為、
セミナー前から少しづつ臨床で使っていました。

そして、この「STT」(ソマト・トラウマ・テクニック)が
非常に有効であることを、改めて感じて、
最近はよく使うようになりました。

人間の身体は、各内外の情報を取り入れて
反応していくのですが、何かの理由で情報の
やり取りが不完全であると、身体の問題を
身体が感じ取れず、また治す力が問題部に
ちゃんと伝わらないということになる。

そこで私は、エネルギーシストも、この正常な
認識を妨げるものとしてWTSの方法と、
身体に対する治療の2つの方法で
行うことにしたわけである。

身体は、どのように身体を動かせば
良くなるのかを知っている。

だから本当は、人為的に身体を伸ばしたり
回したりを介助してストレッチするのではなく、
身体の本能的な動きを誘導するだけで良いのだ。

この場合、術者がものすごく感受性を高めて、
感じ取れる能力がないと難しい。

スポーツで、誰かがサポートして、無理して
ストレッチを行い、後から痛みが出るというのは、
本当はストレッチの効果があったためではなく、
身体の意思を無視して動かしたために生じた
筋肉の損傷なのである。

身体には、動かされて伸びていく必要な角度、
タイミング、スピードがあるので、それに沿わない
強制的な動きは、身体にとっては、むしろ
良い迷惑という訳である。

まだ本人が身体の声を聞きながら
少しづつストレッチをする方が良い。

野口整体の活元、気功の自発動功、
振動の霊道法なども、本来こういうことなのである。