ワールドセラピーシステム

形が変わる 1 脚

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私はO脚矯正とか、小顔矯正とかに興味なく、
するつもりはありません。

長年治療に来られている男性患者さんから、
当院に通っていて、脚がまっすぐになったという
感想を頂きました。

これは当然と言えば当然、
当たり前といえば当たり前のことなのです。

何かしらの原因があってO脚になっているならば、
そこを変えずして見えている現象面だけに
注目して何とかしようとするのは
本末転倒だからです。

へたにO脚だけ動かしてしまえば、それが
何かの補正として生じているならば、
それを刺激してしまうと結果として、

その原因に対して余計な負担をかけてしまい、
将来起きなくてもよい疾患が生じてしまう
可能性があるわけです。

O脚矯正とか小顔矯正をやっている先生に言いたい。
そうなったらどうしようと考えたことはないのでしょうか?

というよりむしろ、そんなことが分かっていたら、
そんな施術はしないと思います
(治療家としての良心があれば)。

むしろ、そこまでの診断力も治療技術もない
先生が多かろうと思います。

そんな治療に身を任せる方も悪いのですが、
そういったことの情報は出ていないのでしょうね。

話しはぶっ飛んでしまいましたが(いつものことですが)
私はWTSをおもに行い、時間的に可能であれば、
また、身体がNMRTで、身体を触っていいという
反応があれば、

身体のチェックを手技で行い、
必要なところを傾聴や、ローカリゼーションを
用いて治療します。

また、フルフォードテクニックのサトルボディ触診に
よっても、可動性検査によっても、悪いところを探して
治療します。

それはもちろん「システムの法則」に則って行います。

身体は余計な負担を取り払われると、
本来あるべき自然の状態になっていきます。

それこそが本来望むべき治療のあり方で
あると思いますが、いかがでしょうか?

O脚に関しては、履いている靴の悪さ、
日常生活での姿勢、例えばあぐらや、
脚を組んで座る、横すわりなどが影響します。

または、過去の足首の骨折や捻挫のせいで、
脚の立つ時の角度の悪さや、無理なスポーツ、
運動によるクセ、筋肉の不自然な発育、
内臓の問題、そして骨盤の問題も大きいです。

以前にも書きましたが、正常であるなら、
脊柱と骨盤が上半身の重みを受け止めて、
まっすぐ脚にその力を流していきます。

ところが、骨盤に問題があると、
まっすぐに重さがかからないように、
両外側に重さを逃がす、つまり両足の
小趾(外側)に重さをかけるようにする。

すると必然的にO脚になるということです。

まあ、まっすぐに体重をかけられない何かが
あるせいだと考えてもらえば分かります。

無理やりに、力づくで脚の形を変えるというのは
どんなもんでしょうか?

同じ理由で、膝に問題を生じ痛みを出すので、
それが正されなければ、本当の意味で
治すということにはなりません。