ワールドセラピーシステム

傷害エネルギー

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フルフォード先生は、「人体は複雑な
エネルギーの流れから出来ている」と
その研究及び体験から述べています。

今まで私は、人体が外部より損害を受けると
そのエネルギーが人体に入り込むことを
多くのオステオパスから学んできました。

バイオダイナミクスしかり、アプレジャーD.O.からは
エネルギーシスト、フライマンD.O.からはフォース、
デュレル先生からはフルクラムについて学びました。

そして、フルフォード・セミナーにおいて、
サトルボディの歪みについて学びました。

これらはいずれも表現や感じ方の違いはあっても、
身体の正常性を失わせる、外部から入り込んだ
力について述べており、その解放のやり方は違えども、
身体に入り込んだエネルギーによって歪められている
「複雑なエネルギーの流れ」を正常化します。

BDFTにおいても、WTSにおいても、全ての
オステオパシーにおいても、目的とする
本来のあり方は、身体の量子的整合性を
取り戻し(バイオダイナミクス)、
セントラルチェーンが正常化して(フィリップ・デュレル先生)、
サトルボディと身体が調和すること(フルフォード先生)によって、
1つのユニットとして(スティル先生)身体が機能し、
健全さを取り戻すことであります。

逆に、これらの目的にかなわない治療は無効なのでは
無いかと思う次第です。

オステオパシーの個々(カウンターストレイン、筋エネ、
リガメンタス、パーカションハンマー、スティルテクニック)の
テクニックが使えても、本来の目標に意識の
向かない術者は、創始者の意図を汲んでいないと
思うのだが、いかがであろうか?

それゆえ、今回の身体のトラウマを取るテクニックの
目的の1つは、身体を全身的に捉えて、
身体の正常性を失わせているエネルギーの
侵害を解放させることである。

この骨とこの骨のずれは、どうなっているのか
という細かい見方はしません。

細かい検査法の勉強をしたい先生は、
入門セミナーに参加されるのが良いと思います。

また、今回のセミナーとは内容は全く違うけれど、
上記の考え方を同じ意味において、その延長線に
あると思うセミナーを2日間します。

それは、BDFTとは違う種類のロングタイドの
治療法であります。

ここにおいても、診断ということが重要なのですが、
その身体の検査と言うのは違うものであります。

私はセミナーにおいて、常々、診断、検査法は、
多く持つべきで、臨床においても1つのテストで
「それだ、それを治療しよう」と短絡的に行うのではなく、
最低2つのチェックを行う方が良いと言っています。

治すための技術を使いこなすのは重要ではありますが、
それを「どこにどのようなタイミングで、どれくらい」
用いるのかが大事であると思う次第です。

まず、診断法を学ぶという意味においても、
今回のセミナーは重要な意味があると思います。