「あるヨギの自叙伝」という、
ヨガの世界では非常に重要な本があります。
私も今までに何度も読んでいる本です。
最近私が手に入れた古本の中に、
「幸福への招待 ヨガ秘伝の公開」
三浦関造著 という本があります。
写真を見ていただくと分かると思うのですが、
KRIYA YOGAと書かれています。
本の中には「クリヤ・ヨガ 神となる秘伝」
と書かれています。
本のタイトルだけでは分からなかったのですが、
本の内容はおそらく、「あるヨギの自叙伝」から
来ているのではないかと思われるのです。
この本の出版は、昭和24年です。
内容は、「あるヨギの自叙伝」の内容の一部が
翻訳されたものですが、私の持っている
「あるヨギの?」の初期の本とは違うもので、
しかも、昭和初期にこのような本が出ているのが
本当に驚きでした。
その当時の一部の人たちに「クリヤ・ヨガ」の
事が知られていたということです。
クリヤ・ヨガで到達する境地こそが、
ヨガの最高境地であると私は考えておりますので、
これは本当にすごいことなのです。
しかし、逆に今の時代は、ヨガが単なる容法や、
健康法にしかなっていないことを考えると、
非常に残念なことであると思っています。
治療の世界も、ヨガの世界も、いかに
真実を見ていいない、または知らない人たちが
多いのかと、嘆かわしい思いです。