ワールドセラピーシステム

無形の技術

| コメントはまだありません

ブルース・リーは、自分の武道のコンセプトを、
「有形から無形に」と、そして「全ては水の流れのように」
考え、動き、滞らず、止まらず、また人生も
そのようにと言った。

武術では、忍者の「初見良昭宗家」が、
システマというロシアの武術家「ミハイル・リヤコブ」が
創始者であるが、その武術の中で、何物にもとらわれず、
自分を表現している。

そういうものが出てくるという事は、本当に素晴らしい。
そして、それを認めた人達が、それらの武術を学んでいる。

しかるに、治療の世界はどうであろうか?

相も変わらず、形式主義が横行しているようにしか見えない。

人々は、?協会、?団体、または国の出してくれる
免状があれば、自分はいっぱしと思うのであろうか?

何かを保証し、実力があると言えるのは、
証明書なんかじゃないのだ。

その保証は、その術者の中にしかないのである。

みなさん、本当に「本物」と「偽物」を
見分けなければいけません。

宣伝されたものを、鵜呑みにしないように。

もう、医者の権威にすがりつくのはやめませんか?

人間の体の中には、1000兆個もの抗体が
あると言われています。つまり、外敵の病原菌に対し、
1000兆個の武器を、人間はすでに、自分の体の中に
持っているという事であります。

ワールドセラピーシステムも、フィールドアジャスト
テクニックも、シフトもハードポテンシーも無形です。

形の無い技術、方式はあっても無形です。

無形であるあらこそ、無限の可能性を
秘めていると言えます。

有形の物は、その技術を持つ人間に、無形の力を
持つことが出来た時に初めて、有形を超えることが出来ます。

だから、その人の有形の形を見て、「なんだ、こうやるのか」と
思っても、決して同じことを他の人がやることは出来ません。

だから、修業は、常に無形の力を養うことに
重点を置くべきです。

あるいは、最初から無形の技術を学ぶのが、
一番早いと思いますが、いかがでしょうか?

本物を見分ける能力が無ければ、偽物を見ても
分かりませんね。できるだけ多くの本物に接すること。
本物を体験し、そしてそれを求めること。
それのみが、その人を進化させます。

同じところにいつまでもいてもダメなのです。
常に進化を求めましょう。

借り物で本物を装っている偽物は、
本物志向の人にいつか見破られます。

私は本物が好きです。偽物は嫌いです。

私自身、常に本物でありたいと思っています。
本物は形にはありません。
その中に潜む無形の力が重要です。

本物の前では、偽物は、その光を失います。
だから人は、出来るだけ本物を体験するべきです。

ではなぜ、圧倒的に多くの人は、
形を求め、勉強するのでしょうか?

それは目に見えないものを恐れるからです。
形あるものは目に見えますからね。

そして、多くの人が学んでいるのを見て安心し、
自分もそれに乗っていれば安心ーなんて
愚かな事と思いませんか?

私は言います。
「保証は自分の中にしかない」のです。
それに気づき、その道を進むのが「治療道」です。

今は「こころざし」ある治療家も
少なくなったという事なのでしょうか?

だとしたなら、多くの悩める患者さんは、
救われないという事になります。

私にこんなこと言われて悔しい治療家は、
骨のある先生です。

「何を言っているんだろうね」なんて、
うそぶく先生は、全くダメです。

骨のある先生が、「何が本当か?」
「真実の治療とは?」「何をすべきなのか?」を
よーく考えて欲しいと思います。

形を学ぶだけなのか?