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これも

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今私はアンティークとか、ビンテージと言われる、
およそ40〜90年前くらいのシャープペンシルと
万年筆を何本か手に入れた。

シャープペンシルなんて、今のものの方が
よほどスマートで使いやすいし、安い。
100円ショップでさえ売っています(笑)

万年筆も無印良品からも出ていますしね。

しかし、シャープペンシル。

これなんかもシルバー製なのであるが、
なんとも言い難い、持った感触があるのです。

一度使ったら「これじゃなきゃね」という感じがあります。
その独特な感じは、今のシャープペンシルにはないですね。

これは、このペンを持って、
実際に書いてみないと分からないと思います。

この写真にあるペリカンのシャープペンシルも、
何十年も前のものなんですが、尾部のボタン(?)を押すと、
「ガチャ」「ガチャ」と音がして芯が出るんですよ!

一回押すと「ガチャ」とか音がするので、そこで
出てきた芯で物を書くのでも、無駄にしてはいかん
と言う気持ちが起きます(笑)

昔のモンブランのシャープペンシル、
これも持って書く感じが独特です。

そして、ボタンを押すのも今のもののように
軽やかでなく、やはり「ガチャ」「ガチャ」となり、
しかもしっかりと押さないとなりません!

この辺がクラシックの良いところでしょうか。
こんな筆記具を持っていると、つい使って
あげたくなります。

少し「筆まめ」になります。

書くことが少し楽しくなるんですね。

だからみなさんも、筆記具はただ書ければ
良いではなく、色々と試してほしいのです。

そして、使い捨て感覚のものではなく、
長く付き合える、そんな道具を手に入れて
欲しいと思います。

長く使って、飽きない!
そんなものに巡り合えたらラッキーです。

しかし、長くて飽きないは、ブランド品のバッグ
みたいなもので、やはりそこそこの値段がします。

でも、安くてすぐ飽きてしまい、愛着を持てない
ものを持つより、ずっとずっと価値があります。

その個性に一度気が付いてしまったら、
一度、「良いなあ」と思ってしまったら、
しめたもんです(笑)

シャープペンシルは金属のものが良いですね!

その重すぎないズシリ感が、大変良いです。

何十年も残って来たということは、
前の持ち主が大事にしてきたよ、ということです。

人形と言うのはアンティークの場合に
少し怖いことがあるのですが、

筆記具には、よほど運が悪くなければ、
そんなことはなさそうです。

また、アンティークドールの変な話を
聞くことがあっても、筆記具はないです。

もしかしたら私が知らないだけかも知れませんが。

でもアンティークがいやなら、新しいものを
買えばよいのです。万単位するものなら
素晴らしいものがあると思います。

しかし、私はいま何十年、または100年くらい
残って使われた筆記具が気に入っています。

私の作り出したテクニックも、このように
長く使われるのであれば、本望であります。

ただし、万年筆の場合には、古いものはやはり
その機構に問題があるものがあるので、
専門店にて手に入れた方が良いのじゃないかと思います。

私も古いもの、それはやはり今のものにはない
良さのあるものもあるのですが、品物、道具としては
いかがなものかと思わざるを得ないものもあります。

そして、手のかかるものもあります。

それらを十分理解されたうえで買われるのなら、
それは全く問題はなく、今のものにはない
その風味をよーく味わっていただきたいと
思う次第です。

ビンテージもので当たりを引いた人は、
その魅力に取りつかれるかもしれません(笑)

人間も古くなるほどに味わいが出てきて、
新しいものにはない素晴らしさを醸し出せる、
そんな人生を生きたいもんですね。

古くなって、くたびれ、誰にも見向きもされなくなる、
そんなのは私は嫌ですね。

そのためには自分を磨くことです。

何年もかけて。
熟成されたワインのように、
深みある味が出るようにです。