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一芸に秀でる

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昔は武芸十八般といいました。
すなわち、剣術、柔術、錑術、なぎなた、
鉄扇術、棒術等々です。

これはつまり、武術の技、全てに通じている
(行える)ということです。

これは「一芸に秀でることは、万芸に通じる」と
いうことと、意味合いとして同じであります。

何か一つのものを達成し、その技能に秀でられたならば、
他のことの修得も早い、又は容易であるということを意味します。

あちらこちらに興味を持って手を広げるのは構いませんが、
浮気性では1つのものを見つけるのが難しいでしょう。

だから何か一つを見定めて、「これだ」というものに対し、
真摯に追求することが重要です。

そこで身につけた集中心、努力、熱意は
他のことを行ったときにも、必ず役立ちます。

ましてや同系列の事を修得しようとしたならば、
なおさらそれは容易となるでしょう。

ただしこれは例外があり、自分が何をすべきかを
見つけられない人は、色々と多くをやってみるというのも
1つの方法であります。

そうすることで、自分の興味を持てたり、
自分に向いているものを見つけ出すことが
できたりするから、それで、それを集中的に
学ぶというのも、1つのやり方であると思います。

つまり、八方美人では何も身につきませんよ。
1つのことに集中し、完全を目指すことが
完成(熟達)する早道であります。

1つのことを飽きずに行い続ける
熱意はきっと、他の分野の勉強をするときに
おいても、役立つと思います。