ワールドセラピーシステム

治療という仕事

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朝から夜まで、目いっぱい予約が入っていて
治療を行うと、夜には私の両手は細くなっている。

私の治療を見ていたらわかることだけど、
決して激しい動きはしない。

しかし、一人の患者さんを治療しているときは、
必ず汗をかいている。

力を使う訳ではないから、筋肉に疲労がたまって
疲れるという感じにはならないが、集中力が必要なので、
非常に精神のエネルギーは使う。

私は20代で治療を始めたときから、
1日10?13人を毎日治療するということをやり続けているので、
それだけの人数をこなすことが出来るが、

私のやり方でほぼ毎日この人数を治療することが
いかに大変なのかは、一般の治療院の先生ならば分かることであろう。

仕事中はスイッチがオンになって、
ハイテンションを保つので大丈夫だけど、
一度スイッチを切ると「疲れたー」という感じである。

しかし、良い治療、良い仕事が出来たと思えるときは、
充実感もある。

今私は治療において、不安や迷いと言うものはない。
緊張もない。あるのは集中と、その時に来られた患者さんに対して
最も良い治療は何かを考えることのみである。

治療の勉強を始めたばかりや、まだ経験を十分に積んでいない
先生方は、努力を続けていくと、きっと不安や緊張、恐れと
いったものをなくすことが出来るときがくる。

また、それらが無くなるほど、勉強、努力、精進してもらいたいと思う。
自分が普段苦しんだ分、患者さんを楽にしてあげることができるのだから。

しかし、治療時において、その苦労や努力が見えてしまうようではいけない。

やってることをスムーズに、楽々と、悠々と行い得てのみ、
治療するということが許されるのだから。

迷いがあったら、それが消えるまで勉強することである。

そして、できるだけ素晴らしい先生の教えを受けることである。
感化され、刺激され、その素晴らしい先生のまとっているオーラを
自分も身につけていくようにすることである。

素晴らしい先生からは、強いパワーが出ているものである。

何もしなくても、ただその先生のそばにいるだけで
その人はパワーをもらっているので、感性や能力が上がるものである。

うちのスタッフも、私がいろいろとやってあげているので、
知らず知らずのうちに、気と言うものを体験し、体得している。