ワールドセラピーシステム

気の技と修業(8月1日)

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昨夜は、仕事が終わって2人のスタッフに
「気」の実技を体験してもらいました。

?気を使うと、どこの場所でも急所となる。

?剛の気により、身体を押さえると、激痛で
 身動き取れない。

?柔の気で、身体を押さえると、痛みが無くても
 身動きが取れなくなる。

?剛・柔の2つの方法で、2人の人間の一ヶ所を
 重ねて押さえると、2人ともに身動きが取れなくなる。

?私が気を使うと、2人は全く技が使えなかったのに
 使えるようになる。

?「膝枕の極意」を教えた。

?合気のかけ方には、何通りかある事を示した。
 
 1つは、
(イ) 力を抜いてしまう方法。
(ロ) 予測のできない方向に、同時に身体を動かす事によって、
    相手の感覚に不和感を入れ体勢を戻せないまま崩してしまう。
(ハ) 1対多数の原理を用いて、どんな強い力にも対抗し、
    コントロールする方法。
(ニ) 虚をつく方法
(ホ) 力のバランスの取り方を教えた等々、
    実技でもって示しました。

2人共「ぎゃー」「痛い、痛い」と行っていましたが、
技をとくと全く痛みも残らず、みしろ「肩が楽になった」
とか「呼吸が楽になった」とか言っている。

実は、気の技はどんなに相手が痛がっても
痛みは後に残らず、むしろ気を使う側の方が
疲れるのである。

しかし、2人共まずは他では体験できない事を
体験できて喜んで(?)いた。

武術は現役を退いて何十年と経つが、
治療を極めようと努力して来た事が、
結果、武術能力の進歩させた。
実にありがたいことである。

合気柔術系の鍛錬と肥田式強健術、
2つを徹底すれば健康でいられる。

バイオダイナミックフォースを使う治療者は
およそ長生きしている。

フルフォードしかり、フライマンしかり、
サザーランドしかりである。

そして大東流の先生達、佐川先生、武田先生、
大東流ではないけれど植芝先生等々である。

私もできるなら、それら偉大な先生達に
あやかりたいものである。

気について一言。
「気は存在しない」と思う人も、言う人も多いかと思う。
しかし、優れた治療家は全てエネルギーを使う事は
当然であり、当たり前の事である。

むしろ、それが分からない、感じられないと言う方が
恥ずかしいと思うべきである。

ましてや治療家でありながら、エネルギーや
気を否定する先生達などはお話にならない。

あまりに低レベルすぎて、私と同じ土俵に出て
欲しくないと思う。

私は、10年位(私の講師歴は数十年である)前に、
ある団体でセミナーをやっていた時に、
エネルギーの話をし、実技を行った。

その当時の講師仲間(私は仲間なんて思っていないが)の
先生何人もが、私のことを治療ではなく、エネルギー治療家
と言っていないようだった。

幸い私は彼らより講師歴も、
実力も遥か彼方の上であったので、
面と向かっては言ってはこなかったが、

今彼らはどうしているのかね。(全く興味はないが)

かのようにエネルギーを感じぜず、
扱えないならば、もっともっと修業すべきである。

私は鍼灸学校へ通っていた頃、学校と学費を
稼ぐために治療院で働いていた。

学友の多くは治療に関係ないバイトをしていたが、
私は一人前の治療家になりたくて、
治療院で働いていたという事である。

当然帰りはそれなりに遅かった。
しかし、学生時代武術気功を学び、朝、夜と
1回30分程の練習を1年以上行い、
気を身につけた。それは私の22〜23才位の
ことだったと思う。

だから出来ない、分からない、知らないでは無く、
もっともっと勉強して欲しいと思います。

何度もくどいようですが、私が新しいテクニックを
開発したり、新しいシステムを創始し得たのも、
過去に時間も、お金も、努力も注ぎ込んできた為であります。

おそらく人生の時間で言うならば、
まずまず治療に携わった時間の方が、
圧倒的であったと思います。

だいたい私は仕事を離れていても、
基本治療家であると言う気持ちから離れた事は、
まぁあまりない(本当か?)と思っています。

あの偉大な野口晴哉先生も、当然そうであったろうと思います。