ワールドセラピーシステム

珍しい古本

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私はかなり珍しい本も手に入れてきたし、
手に入れないでも、昔からよく古本屋さんに行って、
どんな本があるかチェックしてきたつもりでした。

が、今日、今まで
見たことも聞いたこともなかった本が
手に入りました!!

まあ、こういうことがあるから、
世の中は面白いのだと思います。

「心/技/体 八光流宗家 奥山龍峰の世界」
という本です。

カッパブックスの大きさですが、八光流の初代宗家の
ことが中心に書かれています。

面白いところはちょこちょこ載っていますね。

八光流柔術の最高秘伝である三大基柱
「路肩鮮烈」「験崖見真」「神肌躍如」です。

この3つは技なのだそうです。
内容は詳しく解釈されていませんが、
ここにある説明で、ほぼ何を言っているのが
分かりましたので、大変ありがたいですね。

私が思ったのは、治療でもなんでも、
あるところまでのレベルに来ている人は、
少しヒントをもらえたら、ピンときて分かる
ということが、やはりあるなと言うことです。

この本は、昭和51年発行ですが、全くきれいで、
あまりにきれいすぎて、持ち主は目を通してないと
思うくらいですが、

この本を出した当時は、こんなわずかな説明で
秘伝が分かるわけないと思い、書いたのだと思います。

これと全く逆で、今や治療関係のDVDが、
ものすごい種類出ているのを見てびっくりしますし、
一部はYouTubeでも見れますね。

しかし、本当に実力がある先生が
デモされるなら分かりますが、

下手なことやると、あるレベルの先生には、
そのレベルを見透かされますので、よほど自信が
ある先生以外はやめた方が良いのではないかと思います。

今や世の中は、出たもの、目立ったもの勝ちみたいに
なっているということでしょうね。

私のワールドセラピーシステムは、触っているだけで
治ってしまったり、患者に刺激を加えずに治ったりする
ことが多々あるのですが、

それを映像化して表に出しても、
見た人はやらせとしか思わないでしょうし、

下手したら気功か催眠術ぐらいにしか
思われないので、映像を出しても無駄ですね。

私の場合、「百聞は一見にしかず」ではなく、
「百聞は体験にしかず」ということですね。

誤解しないでほしいのは、私自身は何十年と
手技をやってきているので、手技で体を
治す方が得意です(笑)

しかしまあ、変な話、下手な霊能者や、下手な気功師が
やることぐらいは私にもできますが、

私はやはり、あくまで手技療法家であります。
それは今後も変わらないと思います。

そうそう、先日、来院当日の朝にぎっくり腰をやって、
徐々に痛くなってしまい、来られた時は
じっとしていられないくらいの痛みで、
身体も前傾が少し出来る程度だった方を、

ちゃんと手技で楽にして、帰っていただきました。

そのまま無理をしないで炎症さえひいてくれたら
かなり良くなるはずです。

が、そこが問題で、人は楽になると、
ついつい分かっていても、動いてしまい、悪化するので、

痛みが残っていて、怖さがある方が
無理をしないというのも真実ではあります。

野口先生は、その人の性格を見て、
治さないことも治療であるという哲学を
持っていたようですが、

私はまだまだ未熟なので、
困っている患者さんが来られたら、
やはり少しでも早く楽にしたいとか
思ってしまう方ですね。

しかし、今はNMRテストがあるおかげで、
患者さんの身体が欲しないところまでは
治療しないようにしています。

痛みが残っていようと、
終わりというサインが出たら終わりですし、

痛みが取れたと患者さんが言っても、
NMRテストが終わってないと言えば、
治療は続きます。

治療を続ける、止めるの判断は、
患者さんの意見でも、治療する側の主観でもなく、

あくまで患者さんの身体から来る
潜在意識の声であり、それに従うということです。