ワールドセラピーシステム

変化と治る事と戻る事

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我々治療家が追求し、考え、
工夫しているものの1つが、

治療し、治療後良くなった体が、
その後さらに改善していき
治っていくことである。

オステオパシーの創始者である
アンドリュー・テイラー・スティル先生は、

「それを見つけ、治したら、ほっておくこと」

と言っています。

それとはプライマリーな原因であり、
そこに適切な刺激を適切なだけ
加えたら、患者さん本人の自然回復の
時を与え待ちなさいと言う事である。

これは、
今オステオパシーの基本的原則で
あるにも関わらず、

重要視して教えられていない様に思います。
それは、難しい為でもあります。

スティル先生の生きている時代とは
大分違う現代は、多くのストレスを
我々は受けています。

それが為に、自然治癒力が十分に
発揮できない状態にある人が多々おります。

私もゼミで、
デモンストレーションで受講生の
体を治します。

それも劇的と言える程の変化であり、
見ている先生方の目が点になるくらいの
変化を起こすものも多々あります。

しかし、
そんなテクニックは、
ある一定レベルに達した先生で
あれば出来ることであり、
大した事ではありません!

問題は、
良くなった状態が、
体が受け入れて、

回復に向かい始め
持続することです。

それが非常に難しい所です。

現代は体を悪くする要素も、
誘惑(体に悪い食べ物—美味しく感じますが—
テレビ、パソコン、ゲーム等々)もいっぱいです。

その中で、如何に治療によって
生じた効果を維持させるかが、
重要なテーマであります。

私が、WTSを作り上げた
理由の1つがそこにあります。

今回私は、
リプリント・テクニックを開発しました。

それが効果を出すかは、
今の時点では不明ですが、

私の考えた理屈が正しいなら、
そのテクニックにより、

元に戻ってしまう患者さんの
3分の1から半数は、
変わるだろうと考えています。

まぁ、それ程に難しい事ではあります。

「変化させるは易し、
良い方向に向かわせ
戻させない事は難し」

であります。