眼球運動のテストと言うものがあります。
これは神経学的な意味を持って検査します。
頭は固定し目だけで、
目標物が左右、上下、斜め左右、の
往復に動くのを追って、
その眼球の動きをチェックするというものです。
私は最初の頃、ここに異常があるのを
構造学的に治療するテクニックを開発して
使っていました。
これは姿勢バランスをとることや、
視覚情報の正しい受け取りとその反応
と言う意味において、ものすごく重要です。
ここに狂いがあると姿勢の制御が取れず、
それが原因で、肩や身体の歪みを生じることが
多々あるからです。
しかし、ワールドセラピーシステムを開発し、
臨床で使っていく中でその症状をチェックすると、
構造的と言うより、むしろアレルギーによって
生じていることが多いと分かりました。
昨日来院された患者さんで、
目の疲れ、肩こり、腰痛が主訴でしたが、
WTSで検査して、目と出てきたのでさらに調べると、
この眼球運動がうまくいっておらず、
本人も焦点を合わせたり、目標物を目で追うのが
疲れると認識できました。
さらに調べると、タバコのアレルギーでした。
それを取ると、その場ですぐに眼球運動が正常化し、
肩の固着が取れ、身体の固さは消えました。
当然、筋、靭帯がこわばっていたため、
関節の動きは固いので、
それらを解放して終わりました。
このように、アレルギーは大変怖いもので、
身体の機能をむしばんでいきます。