ワールドセラピーシステム

ロバート・フルフォード先生

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今より数年も前、「いのちの輝き」という本が
何版も重ねるぐらいよく売れた。

治療の勉強をしている人も一般の人にも
良く読まれたようである。

その本は、ロバート・フルフォードというオステオパシーの
先生が、一般向けに書いた本である。

生前より伝説的であったフルフォード先生は、
専門家向けには本は書いていないが、
この「いのちの輝き」は大変素晴らしい本であり、

少なくともジャンルが違っても、治療に携わる先生には
一読することが望ましいーと言いきっても
差支えない本であると思う。

フルフォード先生は、その治療の中では、
磁石、水晶ークリスタル、トライアングル
(エソテリックヒーリング)などを用いたが、

特徴的なのがパーカッションハンマーを用いた
治療である。最近ブログで書いたが、私自身は
今再び、それを使い始めた。

もちろん、「ハードポテンシー」という
必殺技を合わせて使うのだが(笑)

ハードポテンシーを使えなくても、やり方さえわかれば
一般の治療家でも十分に使える。

圧電効果ーピエゾ電気と言うものをご存じであろうか?

これは、同じ結晶構造をもつものに、一定の圧力をかけると
電気を生じるというもので、有名なのがクリスタルである。

これを利用したのが、水晶振動子で、
一定圧で一定の電流を発するメカニズムで
正確な時間を刻む時計を作ったのが
セイコー時計である。

パーカッションハンマーによるリリースも、
この圧電効果が関与すると思っている。

パーカッションハンマーは使い方により、
術者の負担を少なくし、患者さんを早く改善させる
頼もしい道具である。

振動自体が体液の循環を良くする効果もあると思うので
一石二鳥である。ただし、振動に対して拒絶反応
(=アレルギー)のある人に対しては
事前にこれを治療しておかなければ、かえって
患者さんの不快となるので、注意が必要である。

パーカッションハンマーは、オステオパシーが
認める、唯一の道具と言うことになっている。

私自身は、今年2月にトルクリリースセミナーに出て、
「インテグレーター」という道具を入手する予定です!

まあ、いろんな道具を持つのも、
私の趣味みたいなもんです(笑)

何はともあれ、まだフルフォード先生の「いのちの輝き」
または「サトル・オステオパシー」を呼んでいない先生には、
一読をお勧めします。(2冊とも当院にて販売中(笑))