ワールドセラピーシステム

人体の不思議

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最近ワールドセラピーシステムを使っていて、
色々と考えさせられることが起きている。

その一つが、記憶、情報と言うことである。

フィシオエナジェティックという治療の中にも
情報と言う治療項目があり、また最近
そのセミナーも受けてきた。

考え方として、確かにそうだなと思った。

ただし、そのやり方を今の治療体系に、
そのまま持ち込むのは難しいとも思った。

私自身の臨床においては、情報の中に
ある瘢痕が出てくるか、ワールドセラピーシステムの
対象項目が出たときは

過去の身体損傷をチェックし、
現症状と関連あるものを見つけ出して、
脳内にあるその受傷記憶とともに、

傷害部位の記憶の治療を行うと、
非常に大きな効果を出すことが分かった。

この方法は、大変有意なものであり、
方法をまとめ上げられたら
11月のゼミにて発表したいと考えている。

またこれはワールドセラピーシステムにおいて
より応用の利くやり方が出来るかもしれないので

進化させた手段は、WTSの研修会のみにて
発表するつもりである。

具体的にどんなことが起きているかと言うと、

手の使い過ぎで、手首が軽い腱鞘炎となり、
圧力をかけると痛む患者さんで、

この記憶問題があることが判明したので、
過去に受けた傷等をチェックしたら、

背中の傷跡がメジャーと出たので
その記憶に対する治療を行い、

手首に圧力をかけて、
痛みが取れていることを確認した。

つまり、傷自体はは治っていても
受傷記憶が現在の身体の機能や回復に対し
影響を出し続けているということである。

だから例えオステオパシーで手首自体の
痛みを解消しても、その異常な情報を切らなければ、

違う形で違う場所に、症状を将来作ると予想される。

つまり、そうであるなら、

オステオパシーの治療は、
適用の仕方を間違えると
単なる対処療法になってしまう。