ワールドセラピーシステム

治療するということ

| コメントはまだありません

最近患者さんに言っている話です。

お医者さんは今、身体を個別に扱い
治療しています。

それは一分野の内容があまりに多く、
勉強や行うことの複雑さからも
仕方のないことだろうと思います。

しかし我々治療家は、どんな患者さんが
来られても、それに対応していかなければ
なりません。

たとえ単なる腰痛といえども、それが内臓から
来ていたり、アレルギーや精神的なこと、
またはジオパシックストレスから生じている
こともあります!!

私は、身体は一つのユニット、チームであると
考えています。身体は野球で言えば、巨人です。

各々のパーツ、内臓、関節、筋肉、血管、リンパ
などは各選手に当たります。

一人の選手の体調が悪かったり、能力が下がったり
すれば、すなわちチーム全体の能力・戦力に
影響が出ます。

その時、監督がその選手をフォローするように
戦略を練ったり、他の選手が頑張ったりしなければ
試合で負けてしまいます。

これは身体が不調を起こすのと同じです。

一人の選手は一つのパーツではあるけれど、
全体に影響してくるということです。

症状が突然出たという患者さんがいます。

それまで何ともなかったのに何故ですかと
聞かれたときには、こんな話をします。

女の人が外出します。

街を歩いていて、あれが欲しい、
せっかくここまで来たので
これも買っておこうとか、
安売りを見つけたからと、
色々買ったとします。

お目当てのものを買ったらもう
両手いっぱいになり、思ったより
重くなってしまい、家に帰ったら身体が
とんでもなくつらくなったとします。

もう一人の女性も同じく買い物に出ましたが
必要なものしか買わなかったので
大丈夫でした。

治療というのは、持たなくても良い
体の負担を、できるだけ取ってあげることです。

それがたとえ本人が気づかなくても、
もし突然に何かのショックを受けたときに、
持っているものが身体に症状を出さない
問題であっても、

新たに加わった出来事を受け止めきれず、
症状が突然出たりします。

しかしその時は、思ったより強い症状で
あったり、または回復が遅くなったりします。

ですから、普段のケアが必要だと話したりします。