最近のニュースで、スギ花粉が去年の10倍など騒いでいますね。
それの対策のための商品や薬が注目されています。
しかし、ここで考えてみてください。
花粉症があるということは、アレルギー体質だということですね。
そして花粉症の発症の仕方も人それぞれで、
風のある日に症状が出る人、朝出る人、雨の日に出る人等・・・
そして症状自体も、目のかゆみが強かったり、鼻水・くしゃみが
多く出たり、ノドに来たりと、これもまた人それぞれです。
同じスギ花粉なのに、なぜこれほど
バラエティに富んでいるのでしょう?
私の今までの臨床では、スギ花粉以外にも、タイヤの粉、
アスファルトの粉、太陽光、気温、風、水道水、排気ガス等が
アレルギー反応に関与しています。
それに加えて、種々のアレルギー要因の関与があり、
なかなか単純ではありません。もし単純なケースであれば
数回のアレルギー治療により治るのですが、複雑な
ケースでは難しいこともあります。
ただ、今の治療のやり方で、1度花粉症が治れば
再発していないので、患者さんには大きなメリットでしょう。
薬というのは、大なり小なり身体に負担をかけ、
結局は治すものではないからです。