ワールドセラピーシステム

院長の海外シンポジウム記 2

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いよいよ、デュレル先生の講義の始まりです。

受講生は、イスラエル・エジプトと色々な国から来ている生徒たちで、
多くはデュレル先生が世界に8校持っているオステオパシーの学校の
卒業生の一人で、デュレル先生が一番初めに教えた生徒が来ていました。

なんと実技の時は、日本人同士ではなく外国の先生と組まされました。
私も出来ない英語を駆使して会話をしましたが大変でした。

はじめ我々日本人は、デュレル先生に「わざわざ遠い国からきていただきました」と
紹介され浮いていましたが、私たち日本人グループのオステオパシーの
技術がそこそこありましたので、周りの先生たちも仲間として受け入れて
くれるようになりました。

下村先生いわくカナダには差別はないけども、イギリス・アメリカに行ったら
たとえ講師の先生が「この人と組みなさい」と言っても離れていくと言うことです。

最終日にデュレル先生の資料コレクションの展示会があり、我々受講生を連れて
資料の説明をしていただきました。

そして面白い話がいくつかありました。
2つばかりご紹介しましょう。

1つはカイロプラクティックをしている先生なら知っている名前ですが、
SOTの創始者ディジョネット先生は、イギリスの有名なオステオパスの
トム・ダマー先生の弟子だったとの事です。

もう1つは、スティル先生の患者の妊婦さんが出産のときに飛んでいって、
胎児の頭の形を出産しやすいように変えて、出産を助けたそうです。
ですからすでにスティル先生はクレニオのテクニックを使っていた
ことになります。

こうして我々の、朝9時から18時までのハードなシンポジウムは終わりました。