ドイツで約90年前に作られた操出式ペンシルを
2本手に入れました。
6角形で、胴体は今では使われていない
エボナイトという材料で作られています。
168mmの長さで、青と赤の芯が入っています。
芯の大きさは、1.8mmと今では全く
使われていないものです。
このエボナイトはゴムであり、外観が黒檀と
似ていることからエボナイトと言われていて、
耐酸性、耐アルカリ性に優れているようです。
ペンシルの後ろの丸い部分を回転すると
芯が出てきます。
すでに90年も前にこのようなものを
使っていたようです。
ただ昔のもので、出すことはできても、逆に
キャップを回すと引っ込まないというものですが、
今にはないメカニズムであり、軽くてしっかり
していて、使い心地は良さそうです。
使用のためというより、私のペンシルコレクション、
観賞用ということですね。
90年前に作られたものとは思えないくらい
保存状態が良いです。前の持ち主が大事に
していたということでしょう。
古いものでも良いものを大事にして後世に残す。
このような習慣は治療の世界においても、また
他の世界においてもあってほしいものです。