私は昔学んだ武道の先生より、
正しく型を残せればよい、
その流派を継ぐ人がいなくても、
形と型を正しく残せば、
必ず何世代か後の人達の中から
天才が現れて、残された形、型から
その秘伝を掴み取り、流派を再興すると
言っていました。
私は昔のオステオパシーの技法の写真を
多く持っていますが、それを見て、
そのまま使えないという感じですが、
それらを現在の技法原理と重ねて
用いたら有効であると思います。
古典的なものをそのままに用いるのではなく、
磨いて、油をさして、現代風に再デザイン
すればよいということです。
古くから使われているものや、行為、
作業、考え、言葉も、このようにすれば、
幾らでも素晴らしいものがあるのでは
ないでしょうか?
古いからといって見捨てるのではなく
再生させるということです。
そのようにやっても新生できないなら
その時は、それは捨て去るべきだと思います。
野口晴哉先生は、その書の中で形より、
術(無形)のことをたくさん述べている。
一般の治療家には大変難しいが、
大変価値があると思うので、治療家には
必読のことと思う!!