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想いと発語

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言霊(コトダマ)という考え、技法が
日本には古くからあります。

言葉に魂が宿るということですね。

よく言われますが、最近は本当に
日本語が崩れてきています。

仕方ないことでしょうが、考えものです。

言葉は生きており、使い方によっては、
人を活かすことも殺すことも出来てしまいますからね。

よくネガティブマインドとか、ポジティブマインドとか言いますね。

言葉の力と言うことで言えば、心の中で思っているより、
声に出して言う方が強いパワー、影響力を持ちます。

Oリングテストとか、筋力テストの出来る方は
試してもらいたいのですが、

右手を使うとします。

最初に、何も言わずに、筋力の強さを確認しておきます。

次に、「私の右手の力は弱いので、全く抵抗できない」と
言ってから、筋力テストを行ってみてください。
おそらく、最初の力より弱いはずです。

次に心の中で、「私の右手の力は弱くならず、強い」と思ってから、
声に出して「私の右手の力は全く弱く、抵抗することは出来ない」と
言ってもらい、筋力テストをします。やはり弱くなってしまいます。

最後に、心の中で、「私の右手の力は弱く、
全く力が入らない」と思ってもらい、
声に出して「私の右手の力は強く、どんな力にも抵抗できる」と
言ってもらって筋力テストしてみてください。

当然力は強くなります。

つまり、心で思うより、口に、声に出して言う力の方が
強く作用するということです。

当然自分の発した声が、自分の耳に入り、
暗示的効力を持つということも大きいです。

私は患者さんに、イライラしたり、怒ったり、または失敗して、
「ダメだ」とかネガティブな言葉を出してしまっても、
心の中でダメだと思っていても、

最後にポジティブな言葉を出して
終わるようにした方が良いと言っています。

これによって、何も損することもなく、疲れることもないので、
やれるときはやってみると良いでしょう。