レコードプレーヤーが来たので、ついに聞けました!!
たしかに野口先生の声はしわがれていますが、
少し高い感じの声です。
強い語調でなく、たんたんと話す感じです。
講義の内容は、一部はどこかで読んだことがある話でした。
野口先生は、講義をする前には、事前にノートを作ったり、
調べたりせず、その時その場で出てきた自分の経験、
考え、知識をもとに、その場に合わせ、話をしたそうです。
講義は黒板に何か書きながら説明する感じですね。
黒板に白墨をぶつける音が入っています。
気について、色々なたとえ話を出して、
分かってもらうという感じです。
講義の内容もさることながら、私が二十代初めの頃に
野口先生のことを知って、全ての本を集め、読んだときから、
何十年と言う時を過ぎて、
一度も会わず、写真のみでしか知らず、
時として、今まで来られた患者さんの中で、
直接野口先生に会ったという人の話を聞いていましたが、
本人の声を聞いて、感動したというより、
感慨ひとしおという気持ちになりました。
私は肥田春充先生の、晩年の音声も持っていますが、
なんとなく二人の声質は似ている気がします。、
肥田先生の会話の方が気合が入っていて、
野口先生は、全体を通して気が流れている感じです。