このところ、
暖かい日、急に寒くなる日、また
日中は暖かく、急に冷えてくるような陽気もあります。
気温の変動は体に負担をかけます。
それで、身体の衰弱している患者さん、
体力が低下していたり、体質的に弱い患者さんには
「冷やさないように、冷えないように
注意してくださいね」と一言注意します。
それでよく返ってくる言葉は、
「分かりました。暖めておきます。」です。
が、冷えないようにしておくことと、
暖めておくことでは、天地の違いがあります。
「冷えないように」というのは、自分のいるところの
気温が下がって来たら、上に何か一枚羽織るとか、
暖房をつけるとかです。
「暖かくしておく」というと、常に温かい状態を
作っておくということになり、
身体の声を聞いて、
必要な時に必要なことをすれば良い、には反する。
ある言葉に対し、受け取り方、理解の度合いは大事で、
患者さんとのやりとりでは、できるだけ
こちらの意味を理解しているかにアンテナを張っている。
自分自身もやっており、
患者さんにも勧める今の時期のアドバイスは、
外出時にはできたらホカロンを一枚持って出るということで、
思ったより冷えてきたり、着ているものが充分ではなくても、
ホカロンと言う素晴らしいもので対処できる。
上半身なら、後ろ首の付け根にホカロンが来るように
洋服に張り付けると良い。
解剖学的には、頸椎7番の棘突起のあたりである。