今教えられているオステオパシー・
テクニックの多くは、現代医学と同じような道に
進んでいるように思える。
つまり、「原因を見つけ治す」ではなく、
「現象に対して治す」である。
スティル先生は、「それを見つけ、治し、放っておく」と、
その4つの原則で述べているにも関わらず、である。
例えば、「ある出来事の為に心の中が怒りで一杯で
あったならば、肩に力が入り、顔は怒り顔になり、
お腹は緊張する」
それを、顔、つまり頭部に緊張があるから
クラニアル・テクニックを使いましょう。
腹部が緊張しているから内臓マニピュレーションをしましょう。
肩に力が入っているから、カウンターストレインを
使いましょうのようなやり方である。
私であったなら、なぜそれらの場所は緊張しているかの
原因、つまり、怒りを見つけ、その怒りの原因となった
トラウマを取り除き、
結果として生じたところを、例えば筋肉内の
代謝産物や代謝物をデトックスするようにする、である。