「それは高嶺の花だ」とか、
「自分の現状以上を望むな」とか、
「背伸びしすぎるな」とか
言われることがありますね。
私は思います。
治療家においては、やることはともかく、
気持ちは常により高く、さらに高みを
望むべきであろうと。
そして、自分の行っている治療の質の
グレードアップを常に求め続けるのがプロであり、
自分を信頼して来てくださっている
患者さんたちに対する誠意を持つということ
ではないでしょうか。
患者さんに対して、話し方を丁寧にしろとか、
対応をグレードアップするということでは特になく
(必要がないという意味ではないが)、
自分の提供する技術、そして自己の能力の
グレードアップをし続けろ、ということであります。
患者さんが、自分の通っている治療院がもし、
1年3年5年と通う中で、体がよい状態を
保てている場合は別ですが、同じ治療しか
受けられないとしたら、
その術者は、自己のレベルアップをはかるための
努力をしていないということになります。
10年一律のごとく変わらないとしたら、
それはよほど素晴らしいものか、全くダメなのかを、
受ける側は見極めるべきだと思います。
医者にしてもそうです。
常に先進的な勉強をし続けていないならば、
患者側から見切りをつけても良いのです。
それこそが新しい医療の未来像ではないでしょうか?