ワールドセラピーシステム

やはり瘢痕は取ること シリーズ・オステオパシー

| コメントはまだありません

子供の頃、障害のため鶏歩になり、
きちんと歩けないために両足の筋肉を
手術した人の瘢痕を治療した。

 

今でも歩行が自由でないために、今回は
昔手術したことにより生じた瘢痕に対し
アプローチしようと考え、まず全身を
BDFTで整え、当然脳も、その後両足の瘢痕も、
大小さまざまな8個をBDFTで治療し終えた。

 

ベッドから起き上がってもらうと、
ゆるんでしまったため身体をまっすぐ
立てることが出来ないくらいになって
しまったので、坐位にて骨盤に対し
BDFTを行い、バランスを再度とると、
今度はしっかりと身体を立てることが
できるようになりました。

 

その状態で歩いてもらうと、
余計な力みなく歩けました。

 

今回の治療で考えたことがいくつかありました。

 

仕方ないこととはいえ、手術をすると
いかに全身に影響を出してしまうかということ、

 

瘢痕をしっかり(何か所も)治療したときは
再度全身のバランスをチェックすることである。

瘢痕とはまるで、カーテンにひきつれ、
下に何かが引っかかっているのと同じで、
そこで動きを止めたり、障害してしまう
ことがあるということであり、それが
全身にわたっていろいろな悪さをするのが
好ましくなく、また治療者もそこに
気付きにくい。

この瘢痕により病変を作ってくるときには
傾聴により出てくるとは限らない。

むしろ生じた病変に手はいくからである。

また瘢痕により生じる病変は、筋膜を通じて
生じてくるが、筋膜リリースではこれを
取り去るのは難しい。

BDFTか、エネルギーと手技を合わせて
行うかが解決法である。

単なる筋膜リリースでは、組織の変化に対し
影響させていくには時間がかかるためである。

 

また筋膜リリースのやり方で瘢痕を
取り去るには、よほどの技術者でなければ
無理であろう。

 

瘢痕組織が大きくなく、固くなく、
正常組織に馴染んでいる場合は
身体に対し問題とはならない。