私はいくつかの、独想によるオステオパシー
手技の開発と、WTS(ワールドセラピーシステム)の
為にいくつかのテクニックを開発しています。
しかし、その中にあって、非常に重要なテクニックは、
NMRTによる精神治療であります。
この技術(NMRT)を用いることで、私はほぼ正確に、
その人の人生のいつの時に、何のトラウマを受けたか、
全く本人がその内容を言わなくても、現時点の治療で
重要なものを特定することができます。
この技術のおかげで、本人が口に出して、
第3者に言いたくない心情や出来事を、
我々治療家は知らなくても、ほぼ正確に
治療していくことが出来るのです。
私自身の今までの臨床経験では、本人が
完全に忘れてしまっている出来事を、
現在までの関連するトラウマ全てを
患者さんの身体の情報記憶から引き出す
事が可能であり、また、その忘れていたことが、
現在までの身体症状と深く関係しています。
だから、むしろ本人が認識できている
辛い出来事や思い出を対象にして治療している
旧式のやり方は、多くの場合、意味をなさず、
多くの心理治療が多くの好結果をもたらさないという
結果に終わるわけです。
どんなに専門用語を用いて、また小難しいテクニック名を
出して治すと言っても、多くの成果を上げられないのも、
全く本人も忘れてしまっている、原初となった出来事を
思い出せず、またそれを関連つけるテクニックが、
今の心理療法に充分に完備されていないと
思わざるを得ないのです。
それゆえ、当院に来られている患者さんで、
心理療法やカウンセリングによって、良い結果を
得ない人ばかりであるということは、
また世の中で同様に苦しんでいる人のことも
示しているのではないかと思う次第です。
私は自分の方法が最高と言いたいのではなく、
実際に効果を出している、私の精神治療の方法を
多くの心理療法家が修得し、自身の持っている
技術を、それに加えてさらに素晴らしいものに
進化させてもらえるのではないかと期待しているのです。
私の声は、おそらく多くの心理療法、カウンセラーの
耳には全く届いていないのでしょう。
でなければ、自分が抱えている患者さん(彼らは
クライアントと呼ぶのでしょうか、私はこの言葉は
好きではありません)を、苦しみから、少しでも早く
助け出してあげたいという気持ちを持ち合わせて
いないのではないかと思うばかりです。
現在私は、1人ではもう対応するのに苦慮するくらいに
患者さんに来ていただき、それはきちんと来院して
治療したいと思っている方々にご迷惑をかけているという
現実を、大変申し訳なく、それゆえ、真面目に通う気持ちの
無い人々には、決して来ていただきたくないという
言葉が出てきます。
本当はもっと苦しんでいる人を、どんどん制限なしに、
受け入れてあげられたら良いのかと思いますが、
やはり私一人の時間では、また能力では不可能です。
ですから、本当に各地で、私のやっている治療ぐらいは
できて、なおかつ自分流の治療をやる先生が多くなれば、
本当に素晴らしいと思っています。
少なくとも花粉症で悩む人は、日本から
消えてしまうのではないかと思うくらいです。