今来られている患者さんで、
背中の痛みを持つ人がいます。
過去、非常に痛くなり、病院に担ぎ込まれた
ことがあり、痛みを取る為に薬を飲んでいた人です。
だいぶ良くなって薬も飲まなくなっていました。
しかし、つい2か月くらい前に、
「何もしていなかった」のに背中が痛くなり、
動けなくなり、病院に行ったそうです。
前の時もそうでしたが、病院でいくら検査しても、
異常は全然出なかったそうです。
入院していたのですが、痛みが引いてきて
退院されて、当院に来られました。
まだ痛みがあったのですが、痛みを取りました。
その時に出てきたのが、ご主人に対してのストレスでした。
その後、今日は2回目だったのですが、
もう薬は飲まず、だいぶ痛くない、とのことでしたが、
首の違和感が残っていて、
以前に背中が痛くなった時も、背中の痛みが引いたあと、
首の不快感はしばらく残っていたそうです。
今日もそうだそうですが、残りの首の症状も、
やはりご主人に対しての気がかりが原因で、
それを取って首の症状は完全に消えました。
その方は何回か来られていないので、
精神の問題が身体に出ていることは
良く分かっています。
私は、「私は身体を治して今の症状を
取ることは容易ですが、私のやりたいことは、
この症状を永久に出なくすることです。
しかし、あなたの背中の痛みは身体にかかる
負担からではなく、心の問題ゆえ、その考え方を
変えていくことが、永久に治すことです」と言いました。
「つまり、脳と心が症状を作っているのです」
と言って、盲点の実験をしました。
盲点とは何でしょうか?