昨日の基礎ゼミで強調したのは、
多くの先生は、臨床では時間に追われるため
精密な感覚や動作が、ついつい荒くなっていくので、
時間をかけてそれをじっくりと行い、
もう一度基本的なこと、そしてその中にある
秘伝的な要素を伝えた。
また傾聴(リスニング)やクレニオでは特にそうであるが、
初めは難しく、できないと思ってやっていたことが
次第に分かり、できるようになってくる。
そこが一番重要で、その時こそ、きちんとできる先生に
自分の感覚が正しいかを必ずチェックしてもらい、
必ず誤りを修正すべきである。
でないと、多くの間違いを正しいと思ってしまい、
正しい治療が出来ず、迷妄の世界でぐるぐる回り、
治療に迷いが生じる。
すでに高みに登った先生はともかく、
使える、出来るようになっている先生がた、
もう一度基本を見直してみてはいかがでしょうか?
武術の世界に
「基礎は基本にして奥義である」という言葉がある。
CV4も基礎にして奥義であるといわれる。
この辺を、十分に考察願いたいものである。