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2018年3月7日
WTS通信 583 見ていて思う
WTS通信 583 見ていて思う
私はほぼ毎月「日経サイエンス」と「Newton」の
月刊誌を買っている。読むというより、眺める感じである。
そこには新しい発見や技術が紹介されている。
それらを読むと、難病に対して明るい未来や
可能性があることをついつい想像してしまう。
だが現実はどうだ。
それら新しい発見があり、新しい方法が見つかり、
人間は病気を克服してきたであろうか?
たしかに多くの発見は、より進化を遂げており、
期待を膨らませてくれている。
そしてそれらの情報は我々のWTSにとっても
とても大変有益なのであるが、私にはどうしても
腑に落ちないのだ。
それは、あまりにも生体化学反応の、または
分子生物学的な見方でしかすべてをとらえていない
ということである。
真実は何か?
それは今のところ誰にも分かっていないが、
何かの現象のことについて研究するなら、
多方面からアプローチしていくべきでは
ないかと考える。
そうであるなら、やはり本当は医学者、科学者、
我々治療家など、多方面の協力があってこそ、
何かが分かるのじゃないかと思うのだが、
残念ながら現代はそうなっていない。