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2017年4月22日

WTS通信 342 五階、誤解、五回

WTS通信 342 五階、誤解、五回

YouTubeを見ていたら、なんて馬鹿な話を
しているだとか、この程度の理解しか
されていないのかと思うと、さぞかし
スティル先生も嘆くだろう。

 

「身体は1つのユニットである」というのは、
スティル先生の、4つの原則の1つにある言葉
だけど、セミナー等においても、きっとこの程度の
説明だろうと思う。

 

決してYouTubeの説明が間違っていると言っている
のではないことに注意してもらいたい。

 

この人は良く分かっていて、分かりやすく
説明しているのだ。

 

つまり、ある組織の連続性が、一見関係なさそうな
ところへ影響を及ぼすという話である。

 

スティル先生は果たしてそのような解釈をされる
ことを望んだのであろうか?

 

私はそうは思わない。

 

つまり、人が1つの行為、例えばコップの中の
水を飲むという行動において、「目で認識する」
「飲みたいと思う」「手を伸ばしてコップをつかむ」
「重さをはかり、どのくらいの力でつかんで
口に持ってくるかを考える」「口に少し入れ、
飲めるか確認、温度も認知」「飲むという動作をする」
「飲み込んで胃に入る」等々の流れがあるが、

 

これは視覚システム、骨格系、神経系、知覚系という
幾つもの系が共同で働いている。

 

これも「ワンユニット」の中に入る考えである。

 

また、筋肉は末端で腱になり骨につながる。

 

多くの人は、腱が骨にくっついているイメージであろうが、
実際は分かるレベルで、腱の細胞分子が骨細胞分子に
変わっていくのである。

 

考えればわかることだが、1つの卵子という
細胞からスタートし、外界から摂取した栄養を
材料に歯、目、内臓、骨、筋肉に変化していくのだ。

 

だから、人体を分離して考え対応する方が
おかしいことであって、1つのユニットといった
スティル先生が正しいことが分かるであろう。

 

YouTubeに出した先生がこれを読み、少しは
深く理解していただきたいものである。

 

また、たかだか数年オステオパシーを勉強した人が、
オステオパシーを語っている映像もあったが、
もう少しきちんと勉強し、もっと深いところを
伝えてほしいと思います。

 

セミナーで一般人や初心者に伝えるならいざ知らず、
このような映像にして語るのは、いかがなもんですかね?

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