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2018年6月25日

WTS通信 640 サザーランド先生も

WTS通信 640 サザーランド先生も

私の持つオステオパシーの原書のうち、

特に興味深い本を翻訳中ですが、その中の
1つにサザーランドD.O.(クラニアルテクニック
の創始者)の「Cranial Bowl」という本があります。

 

その本を読むと、あの偉大なオステオパスの
サザーランド先生が発見し、開発した
「頭蓋治療」を、アメリカのオステオパスに
知ってもらうために、大変苦労された様子が
伺えます。

 

当時のオステオパスは当然ですが、
頭蓋の骨だけは他と違って動かないと
信じており、サザーランド先生が
その論文を書いて、何か所もの
オステオパシー団体が発行している
ジャーナルに、自分の考えを書いた
原稿を送っても、何度がボツになり、

その中の1か所でようやく認められて
表に出せてから、さらに頭蓋が動くことを
少しづつ認識させることが大変であったことが、
サザーランドD.O.の書いた文章からは
読み取れます。

 

彼自身は、頭蓋が動き、それが身体に
影響を与えることは、人間は生まれてきたら、
必ず死ぬという明白なことくらいに、
明白だけど、その認識を持てない人に、
身近に考えさせるのがいかに難しいかと
同じ事であったようです。

 

WTSによる身体の変化は、使っている我々には
明白ですが、これを知らぬ人に明白に
分からせるのは、大変であると思っています。

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