お知らせ
2017年8月20日
WTS通信 ４３１ 治療
WTS通信 ４３１ 治療
１．治療の成功
２．治療の効果
３．治療を受けることの利益
これら３つは違うものである。
１の治療行為が成功していることは
主に術者側から見てのものである。
それは患者本人に、身体の変化や症状の改善、
または治癒の自覚がなくとも、術者側が
明らかに良くなったサインを、患者の身体から
受け取っているということである。
ただ、良い治療者は、それを患者に指摘する
ことができる。そしてそれは、確実に良い方向に
向かって改善されていく治療をしていることである。
２の治療の効果というのは、この場合、
患者側から見た時に分かる、感じられる
変化のことを指している。
それが良いこともあるし、そうでないこともある。
つまり本人が、それで先に明るい希望を
持てたりすれば良いことである。しかし、
安易に考えてしまうようになれば、
それは問題である。
何度も言うが、「ただ単に症状をとるのは
単なる修理屋にすぎぬ」。
そこに何か考えさせたり、意味を知ったり、
自分の生活に改善を考えさせたりしなければ
ならないことがあるからだ。
そして、３つめの患者が治療を受ける
ことにより得られることはある。そして、
あるべきであると考えている。
利益とは何か？
１．治療を受けることで、身体の
メンテナンスをしている
２．自分の身体の健康に対し、投資している
３．自分の気付かないところを指摘され
気が付き注意する
４．将来起こりうる病気に対しての
予防をしている
５．健康に対しての知識を得られる
６．心身に受けているストレスを解除している
７．自分か自分のために時間とお金を使う
という習慣づけとなる
考え得ることは以上であるが、逆に言えば、
これらを得られる治療が出来なければならず、
術者側がそれだけのハイクオリティを持ち得て
それを常に伸ばす向上心を持っている
ことが必要だと思う。
常に自己の向上に努める会員であってほしい。
上記をよくよく考えて、日々精進し続けてほしい。
