お知らせ
HOME お知らせ > WTS通信 407 「大人」

お知らせ

2017年7月14日

WTS通信 407 「大人」

WTS通信 407 「大人」

何かをなす時に、例えば治療の成功とか
個人的なことか、それとももっと広い
大きなこと、大義的なこと、つまり
団体に対して、世の中の苦しんでいる
人に対し、治療世界の向上とか、
世界への広がりなど、自分がなさねばならぬこと、
なしたいことは、いったい何かと考えることである。

 

自分だけが成果を出せればよいと考える
個人的な人は、中国では「小人」といい、
広く大きなことを考えたり行っている人を
「大人」というのだろう。

 

私はワールドの会員には、「大人」に
なってほしいと思うのだが、どうだろうか?

 

一人一人が頑張ればよいのじゃないか、
ではダメなのか?と聞かれそうですが、
それも当然悪いことではない。

 

私は自分のことで手いっぱいで、そんな
大きなことは考えられないとか、出来ないと
考えているのだろうか?

 

私は時として、患者さんに話しをすることがある。

 

自分が会社勤めをしていると、
やる気が起きなくなる。

 

自分は一体社会の何の役に立っているのだろうか?
と、次第に自分を見失うとか・・・

 

自分のやっていることに社会的意義や価値がないと
感じてしまうと、ただ与えられた仕事を淡々と
こなすだけ、時間を一生懸命にやっている気に
なっているだけ。

 

生活のため、お金を稼ぐためとだけ考えて
仕事していると消耗していき、会社に使われ、
疲れていくだけになる。

 

自分の一生の人生の時間は限られている。
仕事は、自分を捨てている時間を考えるのは
つらいことである。

 

そうではなく、自分の仕事は会社にとり、
どのような位置づけで、自分のやったことが
会社にどのように還元され、それが社会に
有益につながっていくのかを考え、そのために
頑張っていることを考えることが、自分の
仕事に対しての持てる意義になっていくであろうと。

 

それと同じように、ただ会社に入って、
なんとなくやっている。それで本当に
良いはずがないのだ。

 

一人ではなせぬことも、人が同じ志を持つ
同士の力が合わされば、きっと大きなことが
出来るのだと私は思っている。

 

研修会に出てこないのでは、
自分を見失うのではないか?

 

もう少し研修会に、多くの会員が
参加することを望む。

 

そこは単に技術を学ぶということではなく、
同じ志を持つ者同士が、切磋琢磨していくという
空気に触れることでもある。

<<お知らせ一覧へ戻る