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2017年2月27日

WTS通信 292 歯科学論考 パート2

WTS通信 292 歯科学論考 パート2

昔言われていたのは、片側で噛むことで、
そちらの咬筋が緊張するので、頭がそちらに
傾き、首肩に負担をかけ、それを身体が補正して
行くことで全身のバランスが崩れていき、
姿勢が悪くなり、肩こり、腰痛が出る
というものである。

しかし、そんな簡単なメカニズムではなく、
首から下の問題が逆に頭に影響を及ぼし、
TMJに問題を生じる場合もあり、鶏が先か
卵が先か?になっていることもある。

TMJに問題を持つと、当然咬合は不正になるため、
左右上下の歯の当たり方が変わる。

その歪力が頭蓋自体にストレスをかけ、
脳にストレスをかけ、当然歯自体にも
ストレスをかけ、口内の筋肉緊張のバランスを
崩し、舌の動きに影響し、言葉や活舌の
悪さにつながる。

口内の筋肉は、のどにつながっていくので、
嚥下問題や喉のポリープ、発声、呼吸の
しずらさにもつながり、肩こりも生じる。

そして頭が傾くことで、付け根にある
迷走神経は抑制され、内臓不調へとつながる。

口というのは上顎下顎があり、下顎の位置が
不正であれば、顎関節は耳のすぐ下にあるゆえ、
耳のトラブルにも関与する。

耳のある骨は側頭骨であり、そこに生じる問題は
呼吸器に影響していく。

大きく呼気出来なければ、いつも気が
ふさぎこんだような気持ちにもなる。

噛み方が悪く、舌の動きが悪ければ、当然
唾液の分泌に影響し、消化や口内の消毒、
口の未消化は胃の負担となる。

上顎の問題は、鼻や目に影響し、
匂いや視力問題につながってくる。

上顎の上に来る脳幹にストレスをかけるので、
脳にかかるストレスが脳内の血液や
機能に影響を与える。

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