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2017年2月13日

WTS通信 279 アジャストの定義及び考察

WTS通信 279 アジャストの定義及び考察

インパクション・セミナーにおいて、
私のアジャストメントに対する考え方を述べた。

 

これはAJということは、
こういう考え方をするということで、
話をしたのだけど、この定義をよく考えれば

WTSにおいて行う治療は、AJするという
ことであることを1~10の中の言葉を
変えて考えれば分かることと思う。

 

この文章は 「Secret」 であるが、
ここに特別公開したので、

WTS会員も一般の手技療法家も
よく読んで頂きたいと思う。

 

アジャストの定義及び考察

 

「外部より病変部に刺激を与え、その固着状態に変化、
正しい方向に向かうような変化を
与える行為である」

と私は考える。

 

であるならば、どんな刺激の方法が
状況に変化を与えられるか?

 

一般的にAJには

1.悪い治すべき所を特定する。

 

2.それがどういう状態か検査して、見極める。

 

3.どういう風に刺激するかを術者は考える。

  素早く、一瞬で、一回で、ゆっくり、優しくか強く、数回でとか

 

4.術者の適切な身体部位で効果的に相手の身体ポイントにコンタクトする。

 

5.正しい方向に向け、必要とされる力を用いて刺激を加える。

 

 6.術者はその際、自分の加える力が相手の組織に対し、

   (入れる)与えることを感じ取る。その変化の時間を感じ取る。

 

7.うまくAJの過程が行われたか、うまくいかなかったかを、

    術者はその時に感じ取れる。

 

8.術者はそのAJの時に自分の意識力の集中、
どういう状態にするかのイメージを行い、
自分の身体を安定させ、相手が刺激を受け入れてくれる
瞬間を見極め、術者の体の
中心から力を発する。

 

9.術者はどの程度自分のAJの効果があったかを確認する。
そこで、変化する時間を含めて考え、再度AJするか、しないか?を考える。

 

10.AJ後すぐに変化を現わす場合、AJ後時間と共に変化を起こしていく場合、
AJが十分でなく、十分な変化を起こさない場合がある。

術者は、自分のAJがどの段階にあるかをしらねばならない。
そして、その結果を把握し、かつ、何が生じているかを考察できなければならない。

 

これらはスラストを含め、一般のAJに対する私の考えであるが、
インパクション・テクニックにおいても、同様に考えられなければならないと考える。

 

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