お知らせ
HOME お知らせ > WTS通信 213

お知らせ

2016年11月15日

WTS通信 213

WTS通信 213

TMJ講義 1

 

今回フェーズ2において、TMJの方法を
詳しくレクチャーしました。

 

TMJの治療は、多くのクレニオパスの先生が
考えているほど、簡単ではありません。

 

そして、重要性も、考えられているよりも、
もっと重要であることが理解されていないように感じます。

 

首から下の問題も、頭に反映されるし、
逆もまたしかりです。

 

ここに少しTMJの問題について、なぜしっかりとした
治療技術を持つ必要があるのかを述べておきます。

 

まずTMJの問題の多くは、片側が緊張し、
逆側は弛緩しているため、口を開くときには
緊張側が動けないため、片側が過剰に開く、
動くということになるため、ガクンと音がします。

 

この場合、患者サイドは、鳴る側を悪いと表現しますが、
構造的には問題を持っているのは緊張側で、
そちらが緩んでバランスが取れてくることが大事です。

 

カイロプラクティックのトムソンバンドで、
両TMJをコンタクトして、下にドロップさせて
治すやり方がありますが、こんな方法で
TMJが治るほど簡単ではありません。

 

カイロプラクティックの人は、首を治せばとか、
SOTのクラニアルを使えばとか、トムソンベッド
でとかで治せるなどとつゆにも思わぬことです。

 

もっと高度な検査法と多様で高度なテクニックを
身に着け、その上でカイロプラクティックの方法を
やるならばよいですが、今の在り方やり方では
不可能ということを十二分に知るべきだし、
カイロプラクティックでTMJが治るなどど
患者側も思わぬことです。

 

TMJは時として、優れた歯科医の協力が必要
であることも考えておくべきです。

 

そして生活の中で、何が負担となるかも見つけ、
それを指摘して、かつアドバイスするべきでしょう。

次回はもう少し深いところの話です。

<<お知らせ一覧へ戻る